こんにちは!のんちゃんです。
今日は、フランスでは無くては過ごせない医療機関オンライン予約サイト「Doctolib(ドクトリブ)」について、使い方と、使ってみた感想をご紹介してみたいと思います。
Doctolibって何?
Doctolibとは、フランス発の、ヨーロッパ数か国でも利用されている、医療機関のオンライン予約サイトです。
Webページはこちら。
スマホのアプリもあります!ダウンロードリンクは以下。
見ていただけるとお分かりの通り、トップページから診療したい医療機関の名前や診療科(内科、耳鼻科、整形外科、産婦人科など)を入力し、場所を指定し、医療機関を検索し、空いている時間帯をオンラインで予約することができます。
フランスの医療機関(検査機関:ラボ、ファーマシー、整体院なども含む)はほとんどがこのシステムを導入しており、例えばパリの外国人御用達の総合病院であるアメリカンホスピタルなども患者ポータルの予約はこのDoctolibのシステムを利用しています。
電話で予約するにはフランス語が心配、土地勘がなくてどの医者に掛かればいいか分からない、今すぐに見てもらえる医者を見つけたい、などの場合にとても助かるシステムです。
Doctolibの使い方
フランス語が苦手な人はPCからの利用がおすすめ
サイトを見ていただくとお分かりの通り、全てフランス語表記です。
フランス語に自信がない方はPCなどからアクセスして、Googleの翻訳機能でページごと翻訳するのがオススメです。(ブラウザの右上にある翻訳マーク)
検索したい診療科と場所を入力
まず、トップページの検索欄に、かかりたい診療科もしくは、ラボなどの検査機関を入力します。また、利用したい場所も記入します。ここはフランス語で記入します。
試しに、検査機関(ラボ)を検索してみることにします。ある程度文字を入力すると候補が自動的に出てきます。
エリアはパリのサンジェルマンデプレと入力してみた画面が上のとおり。424件がヒットしました。
なお、ラボとは、コロナの検査や、その他血液検査、尿検査など様々な生物学的検査を実施している機関で、街中にたくさんあります。
※フランスでは、日本と違って、医者にかかってもその場で同時に血液検査や尿検査をせず、医者の先生の処方箋を貰って、自分で別途ラボにかかって検査をし、検査結果を再び医者に提出する、というステップを取るのが普通です。
英語やその他言語が通じる機関を絞り込むことも可能
なお、PCからだと、通じる言語で絞込検索をすることができます。
スマホアプリからでは、現時点ではこのソート機能はありません。
選択肢には日本語もあります。
とはいえ、日本語で検索してしまうと検索結果がほぼ出てこないので、オススメはAnglais(英語)でソートを掛けることです。
その他、支払い方法でソートを掛けたりすることも可能です。
希望の医療機関と時間帯を選ぶ
上記のように、予約可能な日時から、希望の時間帯を選択し、クリックします。
診察の目的を聞かれることもあるので、希望を選択して進んでいきます。
予約時間に間違いがなければ、Continuerをクリック。
掛かる料金や注意事項が表示される場合もあります。
個人情報を入力して予約完了
そのまま先に進むと、個人情報入力の画面へと続きます。
以前、Doctolibを利用したことがあれば下のリンク、なければ上のリンクをクリック。
ここでは、初めてと想定して、上のリンクをクリック。
個人情報を入力して、予約完了です。
フランスの国民健康保険に加入していなくても予約可能
なお、こちらのシステムは誰でも予約でき、外国人でも利用できます。
フランスの場合、3か月継続して居住実績があれば、外国人でもフランスの国民健康保険加入を申請でき、保険適用の料金で診察を受けることが可能ですが、そうした国民健康保険適用対象外の方でももちろん、医療機関を利用できます。
その場合は、窓口で全額負担になります。
Doctolibは、フランスに旅行で来たけど、どの医療機関が良いか分からない、最寄りで英語が通じる医療機関を探したい、といった場合に、欠かせないシステムです。
中には、ラボなどで予約不要で飛び込みでOKなところもありますが、コロナなど発熱の症状があったり、専門医に見てもらいたい場合などは予約してからでないとみてもらえない場合も多いので、ぜひ利用を検討してみてください。
Doctolibを使ってみた感想
私自身、パリに来てすぐにケガをしてしまったのですが、フランス語に自信がなく、電話予約はできないし、英語が通じる医療機関がいいなと思っていた際、こちらのDoctolibに助けられました。
タイミングが悪く、8月のバカンス期間中で、対応してくれる整形外科医がすぐに見つからないかも、と懸念していたのですが、Doctolibは多くの医療機関が登録しているので、近所で当日すぐに見てもらえるお医者さんに出会えました。
英語ができる医者でソートをかけ、無事に、言語に不自由することもなく、診察を受けることができました。
体感として、パリ及びパリ近郊では、お医者さんは英語ができる方がほとんどでした。中には英語があまり得意でない方もいる印象ですが、一生懸命英語で対応してくれようとするお医者さんが多く、フランス語ができなくても何とかなりました。
同じく、フランス人ではなくフランスの国民健康保険適用対象外であった友人は、妊娠が発覚した際、Doctolibで産婦人科を探して診察を受けていました。
そのお医者さんがとても親切で、健康保険適用対象外であったにもかかわらず、診察代をかなり安くしてくれた、とのことで、運が良ければそうしたお医者さんにも出会えるようです。
Doctolibでは薬局や整体院なども予約できるようなので、今後も積極的に利用していきたいと思います。