こんにちは、のんちゃん（@nozomi_paris_mama）です。
今回は、私が毎回使っているタクシー・ライドシェアアプリ、boltについてご紹介します。
Boltはライドシェアアプリなのですが、毎回プロモーション３０％オフなどが入って、使用感としてはパリで一番安いのではないかと思います。
※タクシーとライドシェアは違います！
なお、G7はタクシーアプリです。その他、Uberはライドシェアアプリです。
一方で、bolt及びuberはタクシー手配も可能です。
タクシーについては、以下の記事で詳しく記載しています。
Boltとは？
Boltは元々エストニアを拠点とするヨーロッパのライドシェア企業です。
２０１３年に設立されて以来、急成長を遂げており、現在ではヨーロッパの他にアフリカ、アジアなど５０か国以上、６００以上の都市でサービスを展開しています。
Boltは、ライドシェアサービス以外にも、電動スクーターや自転車のレンタル、フードデリバリー、カーレンタルなどの事業をも手掛けています。
特に、パリにおいては、ライドシェアサービスがとても安く利用できるため、周りの友人は、多くの人がBoltを使っており、最初G7しか使っていなかった私でしたが、今はBoltばかりになってしまっています。
Boltの使い方
Boltの使用方法はとても簡単。
アプリをダウンロードし、アカウントを作成したら、ホーム画面から行き先とピックアップ場所を入力して希望の車両タイプを選ぶだけ。
車両のタイプは以下のものがあります。
車両を選択すると、近くにいるドライバーとマッチングし、ドライバーが確定後、車両がピックアップ場所にやってくるので、それに乗り、目的地まで行くだけ。
Boltの場合、車両手配のタイミングで、アプリ上で事前決済となります。
支払い方法は、クレジットカードか、iphoneの場合はApplepayで支払い可能です。
なお、手配車両が確定する前に車両手配をキャンセルした場合は、料金は掛かりません。
※確定後でも、需要が大きい場合などはドライバー側からキャンセルされることは多々あります。
乗客が確定後にキャンセルする場合、「手配をリクエストしてから一定時間経過後にはキャンセル料がかかる」と規約には記載がありますが、実際いつからかかるのかは私の方でも分かりません。
boltはすぐに来る？
Boltは大体の場合、パリ市内であれば、すぐに来ます。
空港から呼んだ場合も、大体１０分ほどで来てくれました。
市内の場合、速い場合は１～２分で来るので、事前にピックアップ場所まで行ってから手配することをおすすめします。
なぜなら、あまり車両を待たせると、waiting timeが取られてしまうからです。
通常、３分以上待たせると取られてしまうため気を付けたいところです。
一方、需要が大きい場合などは、中々ドライバーとマッチングせず、車両手配が確定してもドライバー側からキャンセルされて、また自動でドライバーを探し、というプロセスが繰り返され、結果的に１０～１５分ほど待たされた経験は何度かありますが、根気強く待てば大体の場合は手配できます。
Boltはどのくらい安いの？
実際にBoltを使ってみて、どのくらいの価格であったかを以下に記載していきたいと思います。
シャルルドゴール空港⇔パリ市内
なんと、シャルルドゴール空港からパリ市内（１６区）までは、３０€ほど。
なお、boltは需要によって料金が変動する仕組みですので、需要が多い時間帯は少し高くなることがあります。
ただ、私が乗る時間は大体同じくらいの料金で、大幅に高くなっていたことは今のところありません。
別の時間（空港からの道が混みあっていた）の場合でも同じくらいの値段でした。
タクシーだと、５６€で固定であることを考えると、１５ユーロほど安くなります。
ただし、この値段は普通車の場合の値段であり、荷物が多い場合は少し大きめのバンなどを予約する必要があると思いますので、その場合は少々高くなります。
実際に検索してみた場合の料金は以下の通り。
深夜帯だとさらに少し安くなっていますが、ヴァンだと４５ユーロほどとなっています。
エッフェル塔近くからモンマルトル（サクレクール寺院）まで
平日の昼間、１６区（エッフェル塔にほど近いエリア、水族館辺り）からモンマルトルのサクレクール寺院まで乗った際は、乗車時間３０分程度でなんと１０．８€。
車には４人まで乗れ、バスorメトロ代が片道２€であること考えると、公共交通で行く場合と車で行く場合では、４人で乗った場合に２€しか変わらないことになります。
それであれば断然Boltの方が楽だし速いし、良いではないですか？
なお、先述したように、Boltの値段は需要で変わるので、例えば大雨が降っている場合、通勤ラッシュの時間帯などはもう少し高くなります。
大雨＋通勤ラッシュの時間帯の例
上記の例は、大雨の日に、ルーブル美術館付近から１６区まで乗った場合です。
モンマルトルよりは距離的にも近い場所な上に、乗車時間も１０分ほどと短いのに、１７€ほどの料金となっています。（運転手さんが良い人だったので１€チップをシステムで送金）
毎回30%の割引が適用される
上記を見ても分かる通り、最初の料金もタクシーよりは安いのですが、そこからさらに毎回３０％オフのディスカウントが適用されています。
そのため、結果として大変安く乗れてしまいます。
Boltの使用感
安いだけではなく、一番大事なのは安全性です。
実際に乗り心地はどうなのか、運転手さんの対応はどうなのかなどをレビューしていきたいと思います。
評価が次の仕事につながるから、運転手さんは基本対応が良い
タイトルの通りなのですが、乗った後に毎回、今回のライドはどうだったか、評価を運転手さんに着けることができます。
その評価が悪いと、運転手さんとしては次の仕事に繋がりにくくなってしまうため、基本的にはクレームにつながるような対応はしない人が多いです。
実際、私が乗った際の運転手さんはほとんどが愛想がよく、英語も対応ができ、運転も丁寧な方ばかりでした。（市バスの方がよっぽど運転が荒い）
ただ、後述しますが１件だけ、微妙な運転手さんはいましたが、タクシーに乗った場合も同様の対応を受けたことはあるため、タクシーだから良い、ライドシェアだからダメ、というわけではないんだなと思った次第です。
料金過剰請求の場合のBoltの対応
一度だけ、運転手さんの対応があまり良くなく、指定した場所から離れた場所に車を付けられて、こちらがそこまで出向き、すぐに車を見つけたにも関わらず、waiting time（車が手配場所に到着してから、乗客が車に乗るのが遅くなるとかかる超過料金）を取られたことがありました。
しかも、運転手は走行開始してしばらくしても、waiting timeのスイッチを切り忘れていました。
超過料金は1.58€ほどと微々たる額ではありましたが、乗車後にboltアプリ経由でクレームを入れてみました。
するとびっくり、秒で（まさに秒で）、waiting time分の超過料金分が返金されました。
あまりにも早くて、もし私が虚偽の申告をしていたらどうするんだろう、などと逆に心配したくなるほどでした。
※上記クレームは、運転手が高速道路を走行中ずっと電話していたことに対する危険性も追加で入れています。
なお、このライドの後、やはり空港からはライドシェアでなくタクシーの方がいいのかも、と思い、空港からタクシー乗り場でタクシーに乗ってみました。
しかし、乗ったタクシーも、ずっと高速道路で電話をしていて、電話を取るたびに車がユラユラと蛇行することがあり、ライドシェアであろうがタクシーであろうが運転手の質はあまり変わらないのか？、と思ったことがありました。
ただ、拾ったタクシーだと、後でアプリ経由でクレームを入れたり、悪い評価をつけることもできないので、泣き寝入りになってしまうなと思いました。
チップもシステムであげることができる
重い荷物を持ってもらった場合などは、乗車後にアプリ上でチップをあげることもできるので、現金を用意しておかなきゃ！という心配も不要。
チップは義務ではないですが、私は良い対応を受けた場合はチップを送金することもあります。
子連れで乗る場合の注意点
フランスでは、一人でシートベルトを装着することのできない子供を車に乗せる場合は、チャイルドシートの使用が義務付けられています。
しかし、Boltにはチャイルドシートがある車を手配する項目がありません。
※G7にはあり。
そのため、事前に運転手さんに言わずに配車した場合、小さい子供連れだと乗車を拒否されることがあります。
配車が確定した際に、運転手にメッセージを入れることができますので、そこで子連れでも大丈夫か確認しておくのが確実です。
もしくは、自分でチャイルドシートを持参するかです。
（ただ、ほとんどの場合、抱っこ紐などできちんと固定をすれば目をつぶってくれます。）
空港でboltを呼ぶ場合の配車場所
空港でアプリで車両を呼ぶ場合は、配車場所に注意です。
シャルルドゴール空港では、配車場所が指定されていますので、空港の表示に従って進んでください。
なお、例えばLCCの第３ターミナル利用の際、道順が分かりにくい場合でも、アプリ上で道順が表示されたので、迷うことなく配車場所に向かうことができました。
まとめ
以上、パリでオススメのライドシェアアプリ、Boltの使い方、レビュー、価格、注意点などをまとめました。
個人的にはチョイノリする場合や、料金を節約したい場合にはとても安くてオススメです。
ぜひ、アプリをダウンロードして使ってみてはいかがでしょうか。
