こんにちは!のんちゃん(@nozomi_paris_mama)です。
今回は、最近蚤の市にドハマりしている私がインスタグラムにその模様をアップするたびに多くご質問をいただく、フランスで開催される蚤の市の場所や日程を検索する方法を記載します。
※一部のフランス以外の国も検索可能。
パリにおいては、クリニャンクール(サントゥアン)やヴァンヴ、モントルイユ蚤の市などは毎週末(ヴァンヴ以外は月曜日も)、同じ場所で開催されていますが、今回は、臨時的に通り沿いや広場などで開催される蚤の市の検索方法をご紹介します!
なお、蚤の市は主に週末に多く開催されますが、平日に開催されているものもあります。
私も、いつどこで開催されるかチェックして、近そうな場所や寄り道できそうな場所、出店数が多い場所や、先輩方に聞いて良いお店が出る場所に、ちょくちょく足を運んだりしています。
今はまだまだ場数が足りないため、今後もう少し探究が進んだら、オススメの場所も追記できたらよいと思っています。
Vide-Greniers.orgのサイトで調べる方法
こちらのサイトからは、パリはもちろん、フランス国内各都市で開催されている蚤の市、モナコなどの近隣国で開催されているものまで検索可能です。
上記リンクはパリ市内を直接検索できるようにしていますが、都市を選ぶ方法も併せて後述しますので、ご参考にしてくださいね。
まずは、このサイトの見方を簡単にお伝えします。
サイトの見方
まず、最初にリンクに飛ぶと、以下のような画面になるかと思います。
この画面を下にスクロールしていくと、パリ市内で開催されている蚤の市(ブロカントBrocante)が日ごとに表示されます。
例えば、2025年1月4日には、パリ市内で開催されている蚤の市一覧が以下のように出ます。
一行目の、「Paris 5eme・Vide grenier PLACE MONGE」というのは、「パリ5区のPLACE MONGEで開催されている蚤の市(Vide grenier=一般の出店者も含まれるフリーマーケット)」という意味です。
Vide greniersとBrocanteの違い
ここで、Vide greniersとBrocanteの違いは何だろう、と思いますが、広義にはどちらも中古品や骨董品を扱うイベントを指しますが、前者は「屋根裏を空にする」という意味で、一般家庭が不用品を売るフリーマーケットで、後者はプロの骨董商や古物商が多く出展する、いわゆる狭義の蚤の市(ブロカント)になります。
また、ここでVide greniersと併記されている「Marche aux puces」というのは、「Puces(蚤)」が、中古品に潜んでいる可能性があった時代に由来し、名前そのまま蚤の市、を意味します。
このサイトでは、簡単に、Brocanteがプロの古物商が出店するイベントで、Vide greniers et marche aux pucesが一般の人も混じるフリーマーケット的要素もあるイベントだと見分ければOKです。
ただし、私は、Vide greniersでも規模が大きいものや近所で開催されているものには足を運びますし、そこでお得に掘り出し物を見つけたりもしています。
イベントの絞り込み方
こうしたイベントを絞り込むにはページのトップの、以下のプルダウンから選ぶことができます。
デフォルトでは「全てのタイプのイベント」を検索するようになっています。
また、開催の日付で絞ることもできます。
イベントの詳細を見る
検索をしてでてきたイベント一覧画面で、興味のあるイベントをクリックすると、各イベントの詳細(住所、開催時間、出店数)などを見ることができます。
こちらのイベントについては、150の出店数とありますが、実際のチラシには80とあるので、80の方が正だと思われます。
前に、200出店数と出ていた場所に行ってみたら、実際50もあったかな?と思う出店数の時もあれば、逆に200をはるかに超える出店数の時もあったりして、あまりあてにならないのですが、大体の規模感はつかめます。
パリ以外の都市も検索可能
トップの検索窓で、パリ以外の場所を選ぶことも可能です。
フランス以外に、スイス、ベルギー、ルクセンブルク、モナコ、アンドラを検索することができます。
フランスの各都市ももちろん検索可能なので、パリ以外に旅行に行った際も私は検索して観光ついでに覗いてみたりしています。
ご当地のものに出会えたりして、自分用のいいお土産探しにもなりました。
こちらはアルザス地方の検索結果です。
ストラスブールではアルザス地方がモチーフのお皿や、アルザスワイングラス、アルザス陶器のピッチャーなどを見つけました。
BROCABRACのサイトで調べる方法
上記のサイト以外に、こちらのサイト でも調べることができます。
こちらは、蚤の市(ブロカント)のみでなく、クリスマスマーケットも検索可能です。
サイトの見方
上記リンクはパリに設定していますが、パリ以外はもちろん、スイスとベルギーも検索可能です。
トップの検索窓から開催場所を指定することが可能ですが、こちらのリンクからは以下の画面のようなページに飛べます。
クリスマスマーケットや、ブロカントでも衣服や家具、おもちゃ、本、CD、DVDなど、細かい絞り込みが可能です。
こちらのサイトも、興味のあるイベントをクリックすると、イベントの詳細(住所、時間、出店数)が見られます。
なお、ブロカントについて、最初のVide greniers.orgのサイトには掲載されていて、Brocabracには掲載されていないものがあったので、私は最初のサイトの方をよりオススメします。
毎週末開催の蚤の市と、臨時の蚤の市の違い
以上、臨時で開催される蚤の市の検索の仕方をご紹介しました。
最後に、臨時で開催されるものと、クリニャンクールやヴァンブなどのように、毎週末同じ場所で開催される蚤の市の違いについて、私の所感を記載します。
大雑把に言うと、クリニャンクールやヴァンヴはプロの古物商が出店されていることもあり、より質の高いアンティーク品を見つけやすいです。
ただし、臨時のものでも、「Brocante」と記載のプロの古物商が出店するものに行けば同様にアンティーク品が見つかります。
また、大きな違いは、価格の違いです。クリニャンクールやヴァンヴは強気の値段設定であることが多いのですが、臨時で開催されているものはお手頃で買えることが多いです。
臨時の蚤の市では、有名なブランドのアンティークのお皿12枚とピッチャーがセットで20€、などという時もありました。
クリニャンクールとの比較
特にクリニャンクールは、品質と品ぞろえは良いのですが、常設の屋根付き店舗であるためか、価格が相場より(かなり)高いです。
私の所感では、フランスのメルカリのようなサイトや、臨時の蚤の市の相場の2倍~3倍が当たり前、安くて1.5倍、高くて何十倍という感じで、たまに相場程度のものが見つかるかな~?程度。
もしくは元々価格設定が良心的なお店で、お店の人と仲良くなったり、大量購入した場合に価格交渉をしてやっと相場(よりやや高い)くらいに値下げしてもらえるという感じかなあと。
ただ、旅行者の方で、どうしても滞在中に探したいものがある、という場合はクリニャンクールに行けば高いけれど出会える可能性があるし、高いと言っても、日本で輸送料や関税などの乗った輸入品を買うよりは安いと思います。
ヴァンヴとの比較
ヴァンヴについても、やや価格は強気設定ですが、品ぞろえと品質も良いものが多いため、効率よく良いものが見つかります。
クリニャンクールほど網羅性はありませんが、価格は相場に近いものが多く、臨時の蚤の市では見つけにくいアンティーク品も見つかったりするので、ほしいものがあったら、特に旅行者の方は「買い!」だと思います。
ただ、オンラインで後で検索したらもっと安かった~ということもあるので、私は最近はオンラインで価格比較してから買うようにしています(笑)。
フランスに住所がある方はオンラインも安くてオススメですが、やはり蚤の市で掘り出し物に出会う感動はひとしおなので、できるだけ蚤の市で探したいですよね…!という気持ちはあります。
また、段ボールの中から掘り出す方が、送料なども考えるとお得なので、足しげく通いたくなるものです。
何回も通っているうちに自分の好みがわかってきますし、どんな蚤の市でも毎回何かしら好きなものに出会えるので、常設蚤の市だけでなく、色んな所で開催される蚤の市に行ってみたい、という方はぜひ今回の投稿を参考にしていただければ幸いです。