こんにちは!のんちゃん(@nozomi_paris_mama)です。
今回は、当時0歳の娘と60代の母を連れて家族でニースに行った際の、実際の行程と、オススメプランを併せて、3泊4日南仏コートダジュール旅行モデルコースのご紹介です。
3泊4日あれば、ニース・カンヌ・エズ・モナコの4都市をすべて楽しめます。
鍵はニースを拠点にすること。
各都市へのアクセスが抜群で、電車・バス・Uberを組み合わせれば移動もスムーズです。
この記事では実際の家族旅行をもとに、欲張りでも優雅な南仏周遊の全行程を公開します。
コートダジュールを効率よく制覇する拠点にニースを選ぶ理由

ニースの青い海
この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。
- 拠点としてのニースが最適なわけ(各都市へのアクセスのハブ)
- 空港からのスムーズなアクセスとおすすめの宿泊エリア
コートダジュールを短期間で効率よく巡るなら、ニースを拠点に選ぶことが成功の第一歩です。
カンヌへは電車で約30〜40分、モナコへは電車で約20〜25分、エズへはバスで約30分とアクセスが非常に良く、どの都市へも日帰りで動けます。
宿泊先をニース一箇所に固定することで、移動の手間を最小限に抑えながら、4都市を余裕をもって楽しめる旅程が実現します。
拠点としてのニースが最適なわけ(各都市へのアクセスのハブ)
ニースがコートダジュール観光の拠点として優れている最大の理由は、鉄道・バス・Uberといった複数の交通手段が充実している点にあります。
カンヌへはTER(地域圏急行列車)で約30〜40分、モナコへも電車で約20〜25分とアクセス抜群。エズへはローカルバスで向かえます。
主要都市をすべてニースから日帰りできるため、毎晩同じホテルに戻れる安心感も大きな魅力です。
荷物を毎日移動させるストレスがなく、体力的にも無理のない旅程が組めます。
パリからはTGVで約5時間30分〜6時間。
列車でそのままニース駅に到着できるのも、旅のスタートとしてスムーズです。
空港・鉄道駅からのスムーズなアクセスとおすすめの宿泊エリア
ニース・コートダジュール空港は市内中心部から約6kmと近く、トラム(路面電車)で約25〜30分でニース駅周辺まで移動できます。
タクシーやUberも豊富に稼働しているため、大きな荷物があっても安心です。
パリからTGVで到着する場合は、ニース・ヴィル駅が終点です。
駅はすでに市内中心部に位置しており、トラム1番線に乗り換えれば旧市街やサレヤ広場周辺まで数分でアクセスできます。徒歩でも主要エリアまで15〜20分程度と、移動の負担はほとんどありません。
宿泊エリアとしておすすめなのは、旧市街に隣接するサレヤ広場(Cours Saleya)周辺。
朝市が立ち並ぶ活気ある広場のすぐそばで、レストランや観光スポットへのアクセスも徒歩圏内に収まります。
今回の旅では家族でサレヤ周辺のアパートホテルに滞在しました。
キッチン付きで広々とした造りは、子連れ旅行にも最適でした。
詳細は以下の記事をご覧ください。

また、パリからのTGVチケットを安く予約する方法は以下です。

初日は南仏の空気に馴染む!ニース市内観光を満喫する4つの提案

この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。
- 初めての街でも迷わない!ニースの「ホップオンバス」が観光に超効率的だった理由
- マセナ広場から始まるコートダジュールの街並み散策
- プロムナード・デ・ザングレを散策して海沿いの南仏の光を浴びる
- 城跡公園の展望台からコバルトブルーの美しいビーチを一望
初日はニース市内をじっくり楽しむ日です。
ただし、パリからTGVで約5時間30分〜6時間かかるため、早朝に出発しても現地到着は午後遅めになることがほとんど。
この記事では3泊4日の旅程をご紹介していますが、「ニースの街をもっとゆっくり満喫したい」「初日から観光を楽しみたい」という方には、もう1日余裕を持たせた4泊5日もおすすめです。
3泊4日の場合は、到着後の初日はホップオンバスで街の全体像をつかんでから、気になるスポットへ自分のペースで立ち寄るのが効率よく南仏の魅力を吸収するコツ。
マセナ広場からプロムナード・デ・ザングレ、そして城跡公園の展望台まで、徒歩でも十分に歩ける距離感です。
初めての街でも迷わない!ニースの「ホップオンバス」が観光に超効率的だった理由

ホップオンバスの2階から
ニースに着いたらまず乗ってほしいのが、二階建てオープントップバスの「ニース・ル・グラン・トゥール(Nice Le Grand Tour)」です。
全12ストップを巡る循環ルートで、一周約1時間15分。主要観光スポットで自由に乗り降りできます。
最初は降りずに一周するだけでも、街の全体像をつかめて非常に便利。
二階の開放的な座席から眺めるコートダジュールの景色は、それだけで十分な観光体験になります。

ルートにはヴィルフランスシュルメールの停留所が3つ含まれており、この小さな港町は1800年代から続く優雅な邸宅が並ぶ風情ある場所。
時間があれば下車して石畳の路地を歩いてみることをおすすめします。
チケットは1日券(大人24€)・2日券(大人28€)から選べ、バス車内での購入またはオンライン予約が可能です。
公式サイト・予約はこちら → nicelegrandtour.fr
GetYourGuideでの予約 → GetYourGuide(ホップオンバス)
マセナ広場から始まるコートダジュールの街並み散策

カラフルな街並み
ニース観光の起点として最適なのが、街の中心に位置するマセナ広場です。
噴水と彫刻が映える広大な広場は、南仏らしい開放的な雰囲気に満ちています。
広場周辺にはカフェやショップが並び、旅の始まりをゆっくり味わうのにぴったりの場所。
旧市街(ヴィエイユヴィル)へも徒歩すぐで、色鮮やかなイタリア調の建物が立ち並ぶ路地散策も楽しめます。
朝市が開かれるサレヤ広場も徒歩圏内にあり、地元の生活感あふれる南仏の日常を感じられます。
プロムナード・デ・ザングレを散策して海沿いの南仏の光を浴びる

マセナ広場から海側へ向かうと、ニースを象徴する遊歩道「プロムナード・デ・ザングレ」が広がります。
全長約7kmにわたる海沿いの散歩道は、コートダジュールの煌めく光と地中海の青を同時に満喫できる場所です。
砂利浜に腰を下ろして波の音を聞くだけでも、南仏に来た実感が一気に高まります。
夏場は海水浴を楽しむ地元の人々や観光客で賑わい、ビーチチェアのレンタルも利用可能。
散策しながら気軽に海へ入れるのがニースの魅力のひとつです。
城跡公園の展望台からコバルトブルーの美しいビーチを一望

プロムナード・デ・ザングレの東端には、丘の上に広がる「城跡公園(コリーヌ・デュ・シャトー)」があります。
エレベーターまたは階段で頂上まで上がると、コバルトブルーの地中海とニースの街並みが一望できる絶景展望台が待っています。
あの有名な、I Love NICEのオブジェも展望台のふもと付近にあります。

時期によってデザインが変わる
眼下に広がるビーチの青と、オレンジ屋根の旧市街のコントラストは、写真映えも抜群。
公園内は緑豊かで、散歩しながらゆっくり過ごせます。
初日の締めくくりにぜひ訪れたいスポットです。夜はニース旧市街のレストランで南仏料理をゆっくり楽しんでください。

地中海料理、イタリアンが美味しい
関連記事(訪れたレストランで美味しかったところを以下にまとめています)

2日目は午前と午後で2つの世界を巡る!エズ・モナコ完全制覇ルート


迷宮のような天空の村
この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。
- 【午前:エズ村】ニースからローカルバスで行く中世の鷲の巣箱への行き方
- 熱帯植物園からの絶景と中世の迷宮のような街並み散策
- 天空の村で特別なランチを!エズ村で絶対に訪れたい憧れの絶景レストラン
- 【午後:モナコ】エズからモナコへの移動手順
- モナコでも大活躍!効率的に主要スポットを網羅するホップオンバスの賢い使い方
- 人気展望台から見下ろすセレブな港の景色
- 一生の思い出に!きらびやかな伝統を誇る「カジノ・デ・モンテカルロ」の楽しみ方
2日目は午前にエズ村、午後にモナコと、まったく異なる2つの世界を1日で体感できる贅沢なルートです。
中世の石畳と天空の絶景を楽しんだあと、地中海随一のセレブリゾートへ。
移動はバスとUberを組み合わせれば無理なくこなせます。
少々タイトなスケジュールになりますが、早めに行動を始めれば十分に楽しめる1日です。
【午前:エズ村】ニースからローカルバスで行く中世の鷲の巣箱への行き方


エズに向かうバスの車内
ニースからエズ村へはローカルバス(82番線または602番線)で約30〜40分。
運賃もリーズナブルで、気軽に利用できます。
ただし注意点がひとつあります。
バスは非常に混雑することが多く、時間通りに来ないケースも珍しくありません。
実際の訪問時は、時間通りに着いたけど満員で乗り切れず、その次のバスを待つも、かなりの遅延がありました。
バス停には早めに到着して待つことを強くおすすめします。
満員で乗れないこともあるため、子連れの場合は特に余裕を持ったスケジュールを組んでください。
最新情報は以下のサイトをご参照ください。
エズ村公式観光サイト(バスアクセス案内)
https://eze-tourisme.com/en/practical/accesses/124-by-bus.html
なお、エズ村は石畳の急な坂道や段差が多く、ベビーカーでの移動はほぼ不可能です。
小さなお子さん連れの方は抱っこ紐の持参を強くおすすめします。
熱帯植物園からの絶景と中世の迷宮のような街並み散策


エズ村熱帯植物園からの景色
エズ村に到着したら、まず目指すべきは頂上にある熱帯植物園です。
入場料は数ユーロと手頃ながら、地中海を見下ろす圧倒的な絶景が待っています。
サボテンや多肉植物が生い茂る園内はフォトスポットも豊富で、青い海をバックにした写真は思い出の一枚になること間違いなし。
植物園を後にしたら、中世の面影を色濃く残す迷路のような石畳の路地を散策しましょう。
小さなギャラリーや工芸品のショップが点在し、見て回るだけでも十分楽しめます。
Fragonardのかわいらしい店舗も必見です。
石造りのアーチや花で彩られた小道は、まるで時間が止まったような空間です。
天空の村で特別なランチを!エズ村で絶対に訪れたい憧れの絶景レストラン


絶景が臨めるレストラン
散策を楽しんだあとは、エズ村が誇る絶景レストラン「シャトー・エザ」でランチタイムを。
崖の上に建つ高級ホテルに併設されたこのレストランは、地中海を眼下に望む息を呑むようなロケーションが自慢です。
予約なしで訪れましたが、ドリンクと軽食のみのオーダーで利用できました。
フルコースでなくても、あの絶景の中でひと息つけるだけで十分な価値があります。
観光の疲れを癒しながら、コートダジュールの青い海を眺めるひとときは、旅のハイライトになるでしょう。
【午後:モナコ】エズからモナコへの移動手順


エズからモナコに向かうバス停
エズ村からモナコへの移動は、バスかUberの2択になります。
バスは本数が少なく待ち時間が読めないため、実際の旅ではなかなか来ないバスを諦めてUberに切り替えました。
Uberはエズ村周辺でも比較的すぐに捕まえられ、モナコまでは20〜30分ほどで到着。
料金もタクシーと比べて抑えられるため、時間を優先したい場合はUberの利用をおすすめします。バスを待つ時間のロスを防ぐためにも、アプリを事前にインストールしておくと安心です。
Uberはエズやニースなどフランス側では利用できますが、モナコ公国の法律によりモナコ領内での配車は禁止されているため、「乗り入れのみ可・領内からの呼び出しは不可」という点にご注意ください。エズ村からモナコまでは20〜30分ほどで到着します。
モナコ観光後にニースへ戻る方法は主に2つあります。
- 電車:モナコ・モンテカルロ駅からニースまで約20〜25分。本数が多く最もスムーズです。
- バス(600番線):ZOU!が運営する600番線がモナコ〜ニース間を結んでおり、所要時間は約40〜50分。料金は約2.10€〜とリーズナブルで、コートダジュールの海岸沿いを走る景色も楽しめます。夜間は601番線(Noctambus)が夜行便として同ルートをカバーしており、夕食後の帰りにも活用できます。
参考URL(公式情報):
- 600番線の詳細・時刻表:itineraires-zou.maregionsud.fr
- Monaco Tribune(600番線の最新情報):monaco-tribune.com
電車またはバスでニースへ戻る計画を事前に立てておくと安心です。
モナコでも大活躍!効率的に主要スポットを網羅するホップオンバスの賢い使い方


モナコのホップオンバス
モナコに到着したら、まず腹ごしらえを。
高級店が立ち並ぶモナコでは食事代も高くなりがちですが、リーズナブルなバーガーショップも見つかるので、予算を抑えたい場合は事前にチェックしておくと安心です。
食後はカジノ周辺からホップオンホップオフバス「モナコ・ル・グラン・トゥール(Monaco Le Grand Tour)」に乗り、モナコの街を効率よく一周しましょう。
カジノ・ド・モンテカルロ、プランス宮殿、海洋博物館など12の停留所を網羅しており、小さな公国ながらも見どころを効率よく巡れます。
F1グランプリのコースとして使われる公道もルートに含まれており、レース好きにはたまらないポイントです。
なお、チケットは事前予約不要で、当日バスの運転手から直接購入できます。
1日パスは終日有効です。
公式サイト → monacolegrandtour.com
GetYourGuideでの予約 → GetYourGuide(モナコホップオンバス)
人気展望台から見下ろすセレブな港の景色


展望台付近からの眺め
ホップオンバスのルート途中にある展望台からは、モナコ港に停泊する豪華ヨットの群れを一望できます。
地中海の青と白いヨット、背後に迫る崖の街並みが重なる光景は、まさにモナコならでは。
富と優雅さが凝縮されたこの景色は、写真に収めておきたい場面のひとつです。
バスを途中下車して展望台でゆっくり過ごすのもよいですが、時間が限られている場合はバス車内からの眺めだけでも十分に楽しめます。
一生の思い出に!きらびやかな伝統を誇る「カジノ・デ・モンテカルロ」の楽しみ方


モナコのカジノ
モナコ観光のクライマックスは、世界最高峰の格式を誇る「カジノ・デ・モンテカルロ」です。
19世紀創業の荘厳な建物は、外観を眺めるだけでも圧倒される美しさ。
内部に入場するにはパスポートの持参が必須のため、必ず忘れずに携帯してください。
カジノのゲームに参加しなくても、豪華絢爛なインテリアや雰囲気を楽しむだけで十分な体験になります。
周辺にはベル・エポック様式の建築が並び、散策するだけでも映画のワンシーンに迷い込んだような気分に。
実際、私たちがカジノの建物の前を歩いていたら、かなり目を惹くオープンカーに乗った、ターバンを巻いたいかにも中東の王様や、パパラッチに追いかけられていたハリウッドスターなどが次々とカジノの中に入っていくのを目撃し、「ここはモナコなんだ・・・」と他のどの場所とも違うセレブな雰囲気に圧倒されました。
モナコを訪れたなら、ぜひ立ち寄っておきたいスポットです。
モナコ観光を終えたら、駅から電車かバスでニースへ戻り、夜はレストランで南仏の夜を楽しみましょう。
3日目は映画の舞台と極上リゾートを体感するカンヌ日帰り旅のポイント


カンヌ
この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。
- ニースからカンヌへのスムーズな移動を叶えるTER(電車)往復チケットの買い方
- カンヌ国際映画祭のレッドカーペットとパレ・デ・フェスティバル散策
- 高級ブティックが並ぶクロワゼット大通りと美しいプライベートビーチ
3日目はニースを朝早く出発し、電車で約30〜40分のカンヌへ日帰り旅行に出かけましょう。
映画祭の舞台として世界的に有名なこの街は、華やかなレッドカーペットと美しいビーチ、そして高級ブティックが立ち並ぶ大通りと、見どころが凝縮されています。
移動がシンプルで分かりやすいため、初めての方でも安心して楽しめる1日です。
ニースからカンヌへのスムーズな移動を叶えるTER(電車)往復チケットの買い方
ニースからカンヌへはTER(地域圏急行列車)を利用するのが最もスムーズです。
ニース・ヴィル駅からカンヌ駅まで直通で約30〜40分、運賃は片道7〜10ユーロ程度とリーズナブル。
往復チケットをまとめて購入しておくと当日の手間が省けます。
チケットはニース駅の券売機または窓口で購入可能で、日本語表示には対応していませんが、英語表示に切り替えて操作すれば問題なく購入できます。
事前にSNCFの公式アプリやウェブサイト(sncf-connect.com)でオンライン購入しておくと、当日券売機に並ぶ手間が省けてさらに便利です。
帰りの電車の時刻も出発前に確認しておくと、余裕を持って行動できます。
カンヌ国際映画祭のレッドカーペットとパレ・デ・フェスティバル散策
カンヌ駅から徒歩数分で、映画祭の象徴「パレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレ」に到着します。
映画祭期間外でも、あの有名なレッドカーペットの前で記念写真を撮ることができます。
建物前には歴代映画スターたちの手形が刻まれた「スターの小道」があり、お気に入りのスターを探すだけでも楽しいひとときに。
映画祭の華やかな雰囲気を肌で感じながら、スクリーンの向こう側の世界に触れられる特別な場所です。
入場料不要で気軽に立ち寄れるのも嬉しいポイントです。
高級ブティックが並ぶクロワゼット大通りと美しいプライベートビーチ


カンヌの海は白い砂浜
パレ・デ・フェスティバルを後にしたら、海沿いに伸びる「クロワゼット大通り(La Croisette)」を散策しましょう。
シャネルやルイ・ヴィトンなどの高級ブティックが立ち並ぶこの大通りは、ウィンドウショッピングをしながら歩くだけでカンヌの優雅な空気を全身で味わえます。
大通りに沿って広がるビーチでは、パラソルやビーチチェアのセットを時間単位でレンタルできます。プライベートビーチならではの洗練されたサービスを受けながら地中海でひと泳ぎするのは、カンヌならではの贅沢な体験。
レンタル料金はビーチによって異なりますが、半日利用でも十分に南仏のリゾート気分を満喫できます。


レンタル店
夕方の電車でニースへ戻り、最後の夜をゆっくり楽しみましょう。
4日目の出発直前までコートダジュールを味わい尽くす2つの締めくくり


ニースのマルシェと蚤の市
この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。
- ニース港の美しい風景を眺めながら楽しむ、おすすめレストランでの最後の時間
- お土産選びと出発前に知っておきたいニース空港への移動の注意点
旅の最終日は、慌ただしく荷物をまとめるだけで終わらせるのはもったいない。
朝の清々しい空気の中でニースの街をもう一度味わい、南仏の余韻をしっかりと心に刻んでから帰路につきましょう。
パリへ戻る電車の時間を逆算しながら、ゆとりのある最終日を過ごすのがポイントです。
ニース海沿いの美しい風景を眺めながら楽しむ、おすすめレストランでの最後の時間
最終日の朝は、海沿いのカフェやレストランでゆっくりと朝食を取るところから始めましょう。
プロムナード・デ・ザングレ沿いのカフェでコーヒーを片手に地中海を眺める時間は、旅の締めくくりにふさわしい贅沢なひとときです。
朝食後は旧市街のサレヤ広場で開かれる朝市を覗いてみるのもおすすめ。
土日ならアンティーク品が見つかる蚤の市も開催されています。
色とりどりの花や野菜、地元の食材が並ぶ市場は、南仏の生活感あふれる風景を楽しめる場所です。
ランチは軽めに済ませ、午後の電車でパリへ向けて出発する前に、最後の南仏の空気をゆっくりと味わってください。
ニースのおすすめレストラン情報は以下をご覧ください。



お土産選びと出発前に知っておきたいニース空港への移動の注意点
朝市や旧市街の周辺は、お土産探しにも最適なエリアです。
ニースならではのお土産としては、プロヴァンスのラベンダー製品やオリーブオイル、サボン・ド・マルセイユ(マルセイユ石鹸)などが定番。
地元のビスケット「ニッサルダ」やロゼワインも喜ばれる一品です。
旧市街の小さなショップには個性的なアンティーク雑貨や陶器も並んでいるので、ゆっくり見て回る価値があります。
パリへ戻る場合はニース・ヴィル駅からTGV(高速鉄道)を利用するのが最もスムーズで、所要時間は約5時間30分〜6時間です。
TERでも移動できますが、乗り換えが必要で7時間以上かかるケースも多いため、TGVの利用を強くおすすめします。
出発時刻の少なくとも30分前には駅に到着しておくと安心です。
チケットはSNCFの公式サイトまたはアプリ(sncf-connect.com)から事前予約ができ、早めに購入するほど料金が抑えられます。
飛行機で帰国する場合は、ニース・コートダジュール空港へのアクセスはトラムが便利で、市内中心部から約25〜30分で到着します。
出発の2時間前には空港に到着するよう、余裕を持ったスケジュールで動くことをおすすめします。
出発前に知っておきたい!ニース・カンヌ・エズ・モナコの治安と注意点
コートダジュールの観光地は全体的に安全で、実際に旅行中も観光スポットでは大きな不安を感じることはありませんでした。
ただし、駅周辺や公共交通機関ではスリに遭遇するリスクがあります。
実際に私自身、モナコからニースへ戻る電車の駅でスリ未遂に遭いました。
楽しい旅を守るために、各都市の注意点をあらかじめ把握しておきましょう。
ニース:観光エリア以外に要注意の危険地区が複数あり
ニースの観光スポット自体はおおむね楽しめますが、エリアによって治安に大きな差があり、宿泊先選びが旅の安全を左右します。
実際に訪れた際も、駅周辺や移民が多いエリアでは観光地とのギャップに緊張感を覚えました。
以下のエリアは特に注意が必要です。
ニース・ヴィル駅周辺(最重要注意エリア)
ニース・ヴィル駅前から鉄道の高架下付近にかけては浮浪者やアルコール・ドラッグ使用者のたまり場になっています。
駅の北側、特にトラシェル通りとヴェルニエ通りは現地では悪名高いドラッグ・売春ストリートです。駅の南側裏手のベルジック通りは昼間でも通らないようにしてください。
駅の南側からクレマンソー通りにかけてはアラブ系の移民エリア、ジャン・メドゥサン通りの東側の線路からノートルダム通りにかけてはアフリカ系移民の多いエリアです。
安全を重視して、このエリアより南側や海に近いエリアへの宿泊をおすすめします。
北東部・パストゥール周辺
パストゥール周辺は観光スポットが特にないため、旅行者が足を踏み入れることはほぼありませんが、過去に消防隊員への襲撃事件が起きたこともあるエリアです。
北東方面への移動は避けるのが無難です。
西ニース・レ・ムーラン地区
西ニースにあるレ・ムーラン(Les Moulins)と呼ばれる地区は、建物に落書きが多く荒廃した雰囲気で、治安のよいエリアではありません。
観光目的で訪れる必要はまったくないエリアです。
旧市街の裏道・夜間
表通りは問題ありませんが、大通りから1本裏に入ると一気に人通りが減り、危険なゾーンに入ることがあります。
夜間のATM利用や裏道の近道は絶対に避けてください。
昼間は安全な場所でも夜は雰囲気が一変します。暗くて細い道は避けて、遠回りでも明るく人通りのある道を通るようにしてください。
カンヌ:観光エリアは安全だが人混みに注意
カンヌはクロワゼット大通りやパレ・デ・フェスティバル周辺など観光エリアの治安は比較的良好です。
ただし映画祭期間中(毎年5月)は世界中から観光客が集まり、人混みに乗じたスリが増加します。バッグやリュックは完全に閉めて体の前に来るように持ち、ファスナーを押さえて開けられないようにする対策が有効です。
カンヌ駅周辺も夜間は人通りが減るため、明るい時間帯の行動を心がけましょう。
エズ村:観光地としての治安は良好
エズ村の治安は比較的良好です。
村自体が小規模で人の目も届きやすく、観光客同士の雰囲気も穏やか。
ただしバスの車内や停留所は混雑することが多く、スリが発生しやすい環境でもあります。
荷物は常に体の前に抱え、混雑時は特に注意してください。
モナコ:公国内は安全だが移動中の電車・バスや駅では要注意
モナコは世界有数の治安のいい国として知られています。
ただし、F1モナコグランプリ(毎年5月)やモナコ・ヨットショー(毎年9月)などの大規模イベント期間中は、周辺国からプロのスリ集団が流入するため特に警戒が必要です。
駅のホームや公共交通機関、イベント会場周辺でのスリや置き引き被害が急増し、ニース方面からモナコへ向かう鉄道車内や駅の券売機付近も狙われやすいスポットです。
私自身、モナコからニースへ帰る電車の駅でスリ未遂に遭いました。
駅の券売機でチケットを買っていたら、観光客風の2人組の白人女性に話掛けられ、手に持っていたチケットを見せられて「この路線の発車するホームはどこか」と聞かれました。
チケットを見てもよく分からなかったので、分からないと答えると女性たちは立ち去りました。
私はその時、手には財布とスマホと、ホップオンバスで無料で配られるイヤホンを持っていました。
その後、駅のホームに向かうエスカレーターで、おもむろに私たちを追い越していった移民男性2人組が、私の目の前で、私がさっきまで持っていたイヤホンを投げ捨てていきました。
全く気付かなかったけど、おそらく女性に話しかけられている最中に、手に持っていた財布などを狙ってすろうとして、イヤホンだけしか盗れなかった、ということだと分かりました。
幸い、財布とスマホは無事でした。背筋がスッと寒くなる経験でした。
話しかけてきた人はいかにもヴァカンス中の裕福そうな出で立ちで油断してしまいました。
みなさんも、くれぐれもお気を付けください。
なお、電車の中も移民系の人が多く、少し怖い雰囲気もあったので電車に乗ったら貴重品は必ずジッパー付きの内ポケットやボディバッグに収納し、混雑時は体の前で荷物をしっかり抱えることを強くおすすめします。
共通の防犯対策まとめ
以下の対策を徹底するだけで、被害リスクを大幅に下げることができます。
- 貴重品はジッパー付きの内ポケットやボディバッグに分散して収納する
- リュックは体の前に抱えるか、チェーンロック付きのものを使用する
- スリはグループで行動し、1人が注意を引いている間にもう1人が盗むという手口が多いです。不自然に近づいてくる人物や、突然話しかけてくる人には注意する
- パスポートはホテルのセーフティボックスに預け、外出時はコピーを携帯する
- 現金は必要最低限にとどめ、カードと分けて保管する
まとめ|3泊4日で4都市を巡る南仏旅行を成功させるポイント
3泊4日というコンパクトな日程でも、ニースを拠点に動けばコートダジュールの4都市を無理なく、そして存分に楽しめることをご紹介してきました。
以下に、旅を成功させるための重要ポイントをまとめます。
- ニースを拠点に選ぶことが最大の鍵。 カンヌ・エズ・モナコすべてへ日帰りでアクセスでき、毎晩同じホテルに戻れるため体力的にも無理のない旅程が組めます。子連れ旅行には特に、荷物を毎日移動させなくて済む点が大きなメリットです。
- エズ村へのバスは早めの行動が必須。 混雑・遅延が日常茶飯事のため、バス停には余裕を持って到着することをおすすめします。また石畳の急坂が多くベビーカーは不可のため、小さなお子さん連れは抱っこ紐を忘れずに。
- モナコではカジノ入場にパスポートが必須。 観光のクライマックスとなるカジノ・デ・モンテカルロへの入場にはパスポートの持参が必要です。また食事代が高くなりがちなため、予算を抑えたい場合はリーズナブルな飲食店を事前にリサーチしておきましょう。
- カンヌへの移動はTERで快適に。 ニースからカンヌまでは電車で約30〜40分とアクセス抜群。SNCFの公式アプリで事前に往復チケットを購入しておくと当日の手間が省けます。クロワゼット大通りのビーチではパラソル・チェアのレンタルを活用し、南仏リゾート気分を満喫してください。
- パリへの帰路はTGVの事前予約が必須。 ニース〜パリ間はTGVで約5時間30分〜6時間。早めに予約するほど料金が抑えられるため、旅程が決まり次第すぐに手配することをおすすめします。SNCFの公式サイト(sncf-connect.com)またはアプリから簡単に予約できます。
コートダジュールは、訪れる人すべてを虜にする特別な場所です。
青い海と石畳の路地、きらびやかなカジノと中世の村——相反する魅力が凝縮されたこの地を、ぜひ自分だけのペースで味わい尽くしてください。
この記事が、あなたの南仏旅行をより豊かなものにする一助となれば嬉しいです。
旅の計画が整ったら、まずはTGVとホテルの予約から始めてみましょう!

