パリの公共交通（メトロ、鉄道、バス、トラム）チケット解説！

こんにちは！のんちゃん（@nozomi_paris_mama）です。

パリのメトロや鉄道、バスなどの公共交通に乗る際のチケット券種は本当にたくさんあって、分かりづらい、という声をよく聞きます。
そして、私もいまだに、どの券種を買えばいいのか迷うことも多々・・・

今回は、パリの交通交通のチケット券種の主なものを列挙し、その券種について解説したいと思います。

なお、現在、パリではオリンピック・パラリンピックが開催されており、一部販売停止しているチケットや、期間中のみ販売しているチケットもありますので、それも併せて説明します！

情報元は、こちら（イルドフランスモビリテ公式サイト）。
料金は随時変更になっていることもあるので、最新情報は上記サイトで逐一確認してください。

Navigoカードをゲットしよう！
1. Navigoカードの種類
パリの公共交通のゾーン分けについて
パリ公共交通のチケット券種一覧
おわりに

Navigoカードをゲットしよう！

まず、券種の説明に先立って、Navigoのご説明をします。
Navigoとは、日本でいう、SUICAやICOCA、PASMOのようなチャージして使えるICカードのこと。
パリではこのNavigoカードを持っていれば、これにチャージして、バス、メトロ、鉄道（RER）、トラムなどに乗ることができます。
Navigoカードは駅の有人の窓口で購入可能です。なお、最近では、物理カードを所持していなくても、スマホにカードをダウンロードしてBonjour RATPなどでチャージして使うことができ、とても便利になりました。

Bonjour RATPの使い方等はこちら↓

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Navigoカードの種類

物理でNavigoカードを購入する際は、以下の通り種類が複数ありますので要注意です。
観光客が利用するのはeasyとdécouverteになります。
なお、スマホにダウンロードできるnavigoは１回券やオルリーバス、ロワジーバス、１日券、エアポートチケットに加え、１週間券や１か月券もチャージできますので、easyとdécouverteの２枚持ちが不要になるので便利です。

Navigo easy：１回券、１０枚回数券、オルリーバス、ロワジーバス、エアポートチケットなどがチャージ可能
Navigo découverte：1週間券、１か月券、1年券をチャージすることが可能
Navigo Liberté：在住者用のカード。銀行口座に紐づけて利用した分だけ引き落としされる。年間券のチャージも可能。
Navigo Annuel：年間定期券の年間契約専用カード。

パリの公共交通のゾーン分けについて

https://parisbytrain.com/wp-content/uploads/2023/01/RER_map_2022.pdf

そしてもう１点、パリ（パリ近郊）の公共交通は、ゾーン分けされていて、こちらの説明も先立ってさせてください。
以下のリンクから詳細版をダウンロードしてほしいのですが、パリ及びパリ近郊の公共交通はゾーン分けされていて、例えば、パリ市内で買った１回券チケット（t+）ではゾーン１～２しか行けない、などの制約があります。
また、一日乗車券はゾーンごとに料金が異なります。

なお、シャルルドゴール空港はゾーン５，ベルサイユ宮殿はゾーン４に位置します。

https://parisbytrain.com/wp-content/uploads/2023/01/RER_map_2022.pdf

※上記マップは海外ブログのリンクなのですが、公式サイトではゾーンごとのマップが探せなくなっておりました。見つけ次第リンクを貼りなおします。

パリ公共交通のチケット券種一覧

１回券（Ticket t+）

https://www.iledefrance-mobilites.fr/titres-et-tarifs/detail/ticket-tより

１度バリデート（有効化：改札等で１回ピッとタッチ）すると９０分間有効の１回券はTicket t+です。
なお、９０分間の間ならバス、トラム、メトロ、RER（国鉄）※ゾーン１内の間で乗り継ぎが可能です。
券売機や有人窓口で紙の切符で買うこともできますし、Navigoカードにチャージして使うことができます。

料金は通常2.15€ですが、オリンピック・パラリンピック期間は４€になっています。
なお、このチケットはゾーン１及び２の間でのみ有効です。

１０枚つづりのチケットがお得

１０枚つづりの回数券もNavigoにチャージして購入することができます。
１０枚で17.35€（オリンピック・パラリンピック期間は３２€）なので、お得です。
※１１歳以下の子供は8.65€

Origin Destination Ticket（郊外に行く場合の１回券）

パリ市内（ゾーン１～２）の外（ゾーン３～５）に行く場合、もしくは郊外間で移動する場合は、回数券の値段が異なります。
１回の乗車に付き、５€（オリンピック・パラリンピック期間は６€）になります。

なお、有効化後２時間以内に目的地に到着する必要があります。

こちらにも回数券があり、１０枚つづりで４０€になります。

※注意：空港に行く際は適用されず、別途エアポートチケットが必要
※１１歳以下の子供は半額

Navigo Day Ticket（１日券）

※オリンピック・パラリンピック期間販売停止（7/20-9/8）

Navigoのカードにチャージして使える、公共交通の１日乗り放題のチケットです。
なお、注意してほしいのは、パリのメトロにはゾーン分けがあることは上述の通りですが、行けるゾーンによって料金が異なることです。
料金及び適用ゾーンは以下の通り。
２ゾーン選んで利用できるチケットは８．６５€（パリ市内なら1-2ゾーン）です。
５ゾーン全て行けるチケットは２０．６€です。

https://www.iledefrance-mobilites.fr/titres-et-tarifs/detail/forfait-navigo-jour

Navigo Weekly Ticket（１週間乗り放題チケット）

※オリンピック・パラリンピック期間は販売停止

Navigoにチャージして使える、１週間乗り放題のチケットです。
こちらもゾーンごとに値段が異なります。
また、有効期間に注意が必要で、月曜日０時から日曜日２３時５９分までの１週間で有効期間が区切られているので、例えば木曜日にその週のweeklyチケットを買っても、木金土日の４日間しか使えないことになります。
なお、このチケットは当該週の木曜日まで購入が可能です。金曜日以降は次の週のチケットが購入可能になります。

料金及びゾーンは以下の通り。

https://www.iledefrance-mobilites.fr/titres-et-tarifs/detail/forfait-navigo-semaine

Navigo Monthly Ticket（１か月乗り放題チケット）

Navigoにチャージして使える、１か月乗り放題チケットです。
こちらもゾーンごとに金額が変わります。

https://www.iledefrance-mobilites.fr/titres-et-tarifs/detail/forfait-navigo-mois

Navigo Annual Ticket（年間パス）

年間パスもあります。
こちらも適用ゾーンごとに値段が異なります。
雇用者の場合は、雇用主が５０％支払ってくれる場合もあり。
子ども・学生やシニア向けの割引プランもあります。
シニア（６２歳以上）は５０％オフ。

https://www.iledefrance-mobilites.fr/en/tickets-fares/detail/navigo-annual-ticket

エアポートチケット

シャルルドゴール空港とオルリー空港に電車で行く場合、もしくは空港からパリ市内（ゾーン１～５全てカバー）に電車で行く場合は専用のチケットがあります。
パリ市内から通常の１回券で乗ったとしても、空港の駅で改札を出られないので、こちらのチケットを買う必要があります。
Navigo easyかスマホのNavigoにチャージ可能です。