こんにちは!のんちゃん(@nozomi_paris_mama)です。
今回は、前回までの「安くて美味しい店」、「子連れでもOKなコスパ抜群の店」、特集に続き、
ガイドブックにあまり載っていないけど、地元のパリっ子に人気の本当に美味しいレストランを7つ、ご紹介します。
前回投稿↓
なお、今回ご紹介するお店も、コスパは抜群です♪
そして多くのお店が、La Listeという、フランス政府も太鼓判を押すグルメガイドに掲載されているお店なので、まずハズレがないです!
子連れOKかどうかも記載するので、参考にしてください。
Jaja
マレ地区にある、現代的で洗練されたフレンチが食べられるレストラン、Jaja。
通りからは目立たない、奥まった中庭のある雰囲気抜群のお洒落なレストランです。
フランスの伝統料理を基盤としながらも、モダンで革新的な料理を提供しています。
料理は季節の食材を生かしており、季節ごとに変わります。
アートのように美しく盛り付けられ、都会的で繊細なフレンチ。
カジュアルレストランの価格帯ながら、そのクオリティに驚かされます。
食べたのはこちら。どれも本当に美味しくて感動!!
アントレはキッシュと、サーディンのブルスケッタ。
ブルスケッタは特に、塩気がいい塩梅でワインにすごく合う感じ。
メインは子牛のローストにさつまいものピューレ、ケールの天ぷら添え。
焼き加減が絶妙で、ケール天ぷらの塩味とピューレの甘さが相まって絶品。
もう一品は、焼きサバに茄子などが乗ったもの。
特にサバは表面がパリパリに焼けており、本当に美味しかったです。
特にお得なのはランチ。
アントレ、メイン、デザートのセットで26€とコスパ抜群です。
量も多いので、アントレ+メイン(22€)だけでお腹がいっぱいになってしまいます。
また、ワインのセレクションも豊富で、食事に合うワインをソムリエが提案してくれるのも嬉しいポイント。
店員さんも、マレ地区ながらのお洒落でスタイリッシュなパリジャンが多く、イケメンさんも多かったのが印象的でした。しかも愛想がとても良くて、英語もお上手、安心して食事ができました。
マレのお洒落な地元客で満席ですが、お昼もディナーも早い時間に行けば予約なしで座れます。
混む時間帯に行く場合は、予約をしておいた方が良いと思います。
なお、大人数用の小部屋、テーブルもあったのでパーティーも最適です。
また、子供用のいすもあり、店内は広めなのと、テラス席もあるので、子供連れでもOKです。
店員さんも子供に優しかったです。
Les Péres Siffleurs
パリ15区にある、La ListeのFoodgem認定店。
地元客が多く、教会に面したロケーションが抜群の、まさに隠れた名店。
ビストロスタイルのレストランで、カジュアルかつ伝統料理をベースにしつつも、洗練された繊細なフレンチがいただけます。
メニューにも柚子やイクラが使われていたり、ポン酢風味のソースがかかっていたりと、日本人の口にも非常に合うフレンチだと思いました。
盛り付けも美しく、目だけでも楽しめます。
特に、私が食べたこちらのアントレは、パリで食べた中で1,2を争うほど、感動した一皿でした。
ツナのタタキにイクラ、ポン酢風味のソース、和風でありながらきちんとフレンチ、な繊細さは本当に美味しかったです。
また、メインの鴨肉に焼きトウモロコシやカリフラワー、トリュフのソースがかかった一皿も、本当に本当に美味しかったです。
トウモロコシの甘さと柔らかい鴨肉、トリュフの風味が絶妙にマッチしていて繊細で都会的なようでいてきちんと伝統あるフレンチのベースもある…目からうろこです。
もう一品はスズキのフィレにココナッツミルクと柚子のビスクソースのかかった一品。
ココナッツミルクの甘さに柚子のほのかな爽やかな香りが香って、幸せすぎる味…!
ディナーで、アントレ11€~、メインは27€~でした。
量も多いのでデザートは食べずに出ました。
また、ワインも豊富で、自然派ビオワインや小規模生産者のワインなども揃っています。
店員さんもとても感じがよく、英語もOKでした。
子連れに関しては、子供用椅子はなく、満席になるとベビーカーを置くような場所もあまりないですが、ソファ席はあるので抱っこなら可能。
テラス席もあります。
子連れで行くならディナーよりランチをオススメ。
L’Ebauchoir
L’Ebauchoirはパリ12区にあるビストロスタイルのレストランで、地元客に人気の名店。
伝統的なフランス料理をベースにした、どこかほっとするようなお料理を提供します。
一方で、イチジクなどの果物や色どりのある野菜をおしゃれに盛り付けるなどの洗練された見た目も嬉しいです。
店内の内装は、フランスの地元密着のビストロらしく、木の家具やカラフルでおしゃれなタイルの床など、ぬくもりを感じる雰囲気です。
頼んだのは、イチジクとアンチョビのサラダをアントレに、鴨肉のローストに彩野菜を添えたメイン料理。
イチジクとアンチョビのサラダはトマトのすっぱさとイチジクの甘さ、アンチョビの塩気が絶妙にマッチして、本当に美味しかったです。
見た目にも彩りが綺麗で心躍ります。
メインの鴨肉はとても柔らかく、決して派手な味付けではないですが、味わい深くて人気メニューなのも納得のおいしさ。
また、美味しかったのはワイン!
フランス各地から厳選されたワインリストの中から選ぶことができます。
料理と相性の良い、好みの味のものを言えば、店員さんが選んでくれます。
安いのにとても美味しくて、感動しました。
店員さんは感じがよく、清潔感のある、いわゆる「イケオジ」ばかり!
お洒落なパリジャンってこんな感じ、というイメージ通りのおじさんたちがテキパキ働いている様子は目にも優しいです。英語対応も可能でした。
店内は常に満席状態ですが、ソファ席、テラス席もあり、ベビーカーも店内の手前のスペースがある席なら入れてくれました。
なお、価格は少し前から値上がりしたようですが、平日ランチでアントレとメインで一人40€ほど。
予約はした方が良いかと思います。
Brasserie Dubillot
サン・ドニにある2021年にできた比較的新しいブラッスリー、Brasserie Dubillot。
Nouvelle Gardeグループのレストランです。
新しいビストロながら、現代っ子パリジャン、パリジェンヌを始め、地元客に人気のレストランで、広い店内にもかかわらず、週末は行列ができるほどの人気です。
まず、パッと目を引く外観と内装の可愛さ。
調度品や床のタイル、使用している食器類もとても可愛くて、遊び心があります。
その食器は、ボンマルシェなどのParis企画展などでも販売されていて、このことからも、Brasserie Dubillotが感度の高いパリジャンに注目されていることが伺えます。
もちろん、人気の理由はそれだけではなく、料理のおいしさです。
伝統的なフレンチのメニューでありながら、現代風の斬新さと新鮮さ、繊細さを兼ね備えた都会的なフレンチです。
常に新鮮なフランス産の季節の食材を利用し、かつ、農家から直送する素材を使っていることからも、そのこだわりが伺えます。
メニューは毎月変わり、常に新しさがあることも一押しポイント。
クリーミーなソースにケールのフリットの塩気がとてもよく合い、白身魚も柔らかくてとても美味しかったです。
休日のお昼のメインは14€から。
こちらもLa ListeのFoodgemに認定されていて、その他、EcotableやLe Fooding、College Culinaire de Franceなどにも認定されている実力店です。
Au Petit Tonneau
80年以上続く本格的なビストロ。
家庭的で伝統的なフランス料理を楽しめる人気のレストランで、La ListeのFoodgemにも認定されている実力店。
鴨料理、ステーキ、タルタル、パテ、フォアグラなどの定番フレンチを美味しくいただくことができます。
平日のお昼のピーク時を少し過ぎた時間でしたが、お客さんが絶えず、地元の人気店なのだなということが伺えました。
お店に入ると、とても愛想のいいスタッフの方が出迎えてくれ、大変ほっとしたのを覚えています(実は直前に別のアジア系のお店に行こうとしていて、対応があまり良くなく、近くにあったこちらのお店に入ることにした後だったため、余計、このお店の人の優しさが身に沁みました。)
また、子連れでも快く店内の一番広いスペースを用意してくれ、キッズチェアを提供してくれました。ことあるごとに子供に話しかけてくれたり、始終気持ちの良い接客でした。
店内は清潔感のある、可愛らしい内装。
掃除もきちんと行き届いており、トイレもとても綺麗だったのが印象的です。
注文したものは、アントレに生ハムメロン、メインに鶏むね肉のロースト。
お肉がとても柔らかく、付け合わせのジャガイモも風味があってシンプルながらとても美味しかったです。
デザートはフランスらしく、チーズの盛り合わせ。
派手さはないながらも、昔ながらのフレンチをいただけました。
ランチコースは39€。
Calice
日本人シェフの方が手掛ける評判のフレンチ。
こちらもLa ListeのFoodgemに認定されている実力店です。
フランス料理の伝統を大切にしながら、革新的でモダンなアプローチを取り入れたメニューが提供されています。
特に、海苔やダシが使われたメニューは、日本人の口にもとてもよく合い、フレンチと和の融合が感じられました。
また、料理は都会的で繊細かつ、見た目にもとても美しく、心も踊ります。
ワインも豊富でとても美味しく、料理に合うものを選んでもらえました。
そしてデザートまで気を抜かずにおしゃれで美味しくて、最後まで感動しっぱなし。
お値段もお手頃で、本格フレンチであるにも関わらず、アントレ、メイン、デザートで34€でした。
日本人の店員さんもおり、私が日本人と分かると日本語で接客をしてくれ、とても安心したのを覚えています。
店内はとても広く、清潔で、テラス席もあり、お客さんは満員でも広々とくつろぐことができたのでとても良かったです。
居心地がよく、ついつい長居してしまいましたが、営業時間が終了する時間になろうとしても急かされることもなく、配慮を感じました。
この日は子連れではいきませんでしたが、店内とても広く、ソファ席もあるので子連れでも行けそうかなと思いました。
なお、私たちは一応予約していきました。
La Rotonde de la Muette
本店はモンパルナスにあり、かつては名だたる文豪たちも通ったブラッスリー、La Rotonde。
本店はとても有名なので隠れた名店、という範疇からは少し外れてしまいますが、16区にあるLa Rotonde de la Muetteはより上品で落ち着いており、地元客でいつも満席なお店です。
本店とは異なる客層をターゲットにしており、洗練されたメニューとサービスが特徴。
接客も抜群、英語もOK、スピーディーな給仕に感動しました。
内装もとても美しく、テラス席もたくさんあります。
目の前は大きな公園になっており、ロケーションも抜群です。
この時いただいたのは、ビーフタルタルと子牛のロースト・シャンピニョンソース掛け。
特に、ビーフタルタルは重さやくどさが全くなく、玉ねぎのビネガー風味のソースが酸味を追加してさっぱりとさせていて、とても美味しかったです。
子牛のローストも、シャンピニョンにクリームソースが本当に美味しくて感動しました。
カフェとしても有名なだけあり、紅茶を頼むとマリアージュ・フレールのティーバッグとポットでお湯がでてきて、付け合わせのマドレーヌも表面サクサクでとても美味しかったです。
お昼時に訪れましたが、行列ができていました。
ただ、席数が多いため、少しだけ並んですぐに入ることができました。
ベビーカーもOKで、子連れ客もとても多かったです。
まとめ
以上、地元客にも人気で、コスパ抜群の本当に美味しいレストランを7つご紹介しました。
フランス政府が太鼓判を押すグルメガイドLa Listeにも掲載されているお店も多く、それもそのはず、味は繊細で見た目も美しく、その上接客も良くて店内も綺麗なお店ばかりでした。
常に地元客や観光客で満員。
もちろん、パリにはおいしいレストランが他にもたくさんあるので、今後も引き続き、ご紹介します!