パリ治安2025【最新】危険エリア・安全地区・詐欺とスリ対策を徹底解説

paris 16th パリ観光

こんにちは!のんちゃん(@nozomi_paris_mama)です。

たびたびご質問を受ける、「どの区が安全?」「夜は歩ける?」といった疑問に答えるため、2025年時点、最新のパリの治安を整理しました。
区ごとの傾向、旅行者が遭遇しやすいトラブル、避けるべき詐欺の手口まで網羅しています。
事前に知っておくことで、安全に旅行を楽しむことができます。

パリに実際に住んで個人的に感じた所感や実際に遭遇した犯罪現場などについても記載していきますので、パリでのホテルのエリア選びなどの参考にしていただけたら幸いです。
なお、本記事の最後に、区別に警戒すべきエリアなどを記載しています。

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  1. パリの治安を理解するために押さえておきたい前提
    1. 2025年のパリは「危険ではないが油断は禁物」と言われる根拠
    2. 危険情報が拡散しやすい背景(SNS・観光地に犯罪が集中する構造)
    3. 2024〜2025年のパリで見られる治安の変化と最新動向
    4. 治安は時間帯と場所で大きく変わる(昼と夜で街の性質が違う)
    5. 治安傾向が区ごとに異なる理由(観光地帯・住宅街・人口構成)
    6. 同じ区でも通りや駅の出口で雰囲気が変わる構造
    7. ホテル選びで失敗しないための「区+駅+通り」の三点チェック
  2. 旅行者が遭遇しやすい3種類のトラブルを理解して備えると安全度が上がる
    1. スリ・置き引き・詐欺が発生しやすい理由と典型的な手口
    2. 夜間に起きやすいトラブル(酔客・若者グループ・客引き)
    3. 子連れ・女性旅行者が気をつけるべきポイント
  3. パリで詐欺に遭わないために知っておきたい手口と予防策を理解すると被害を防げる
    1. 署名詐欺の手口と回避方法
    2. ミサンガ詐欺の手口と回避方法
    3. 偽警官の手口と回避方法
    4. 道端で行われる違法ゲーム(モンテ)詐欺の仕組みと避けるべき理由
    5. 手口ごとに有効な回避策と、関わらないための行動基準
  4. パリで安全に過ごすために意識したい3つの行動を押さえると安心感が高まる
    1. 早朝や夜間になるべく出歩かない
    2. 貴重品や荷物から目を離さない
    3. 不審な声かけや接触に反応せず、距離を取る
  5. 滞在前に治安情報をチェックしておくと危険回避の精度が上がる
    1. 渡航前に必ず確認しておくべき信頼性の高い公式情報源
    2. 旅行ルートに合わせた安全対策とリスクの把握方法
  6. まとめ
    1. 【本記事の重要ポイントまとめ(5項目)】
    2. 【総括】
  7. おまけ【パリ20区+α:治安傾向・注意ポイントの詳細ガイド】

パリの治安を理解するために押さえておきたい前提

この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。

  • 2025年のパリは「危険ではないが油断は禁物」と言われる根拠
  • 危険情報が拡散しやすい背景(SNS・観光地に犯罪が集中する構造)
  • 2024〜2025年のパリで見られる治安の変化と最新動向
  • 治安は時間帯と場所で大きく変わる(昼と夜で街の性質が違う)

パリの治安を正しく理解するには、個別の地区を確認する前に、全体の前提を押さえることが欠かせません。
現在のパリは、軽犯罪が多い一方で警備強化も進み、状況が一面的ではありません。
SNSで不安が拡大しやすい特徴も踏まえると、治安は「危険か安全か」という二択ではなく、時間帯や場所によって変化するものとして捉えることが重要です。
この章では、旅行者が誤解しがちな前提を整理し、次の章での判断材料となる基礎知識を提示します。

2025年のパリは「危険ではないが油断は禁物」と言われる根拠

パリは凶悪犯罪の発生率が高い都市ではなく、一般の観光客が深刻な被害に遭うケースは限定的です。
ただし、観光客を狙ったスリや詐欺が多く、軽犯罪の件数が治安評価に影響しています。
警察は観光地周辺で巡回を強化し、監視カメラも増設しているため、全体として安全性は一定程度確保されています。
とはいえ、荷物管理を怠る場面や混雑した場所では被害に遭いやすく、油断はできません。
治安の印象は「危険」か「安全」かのどちらかではなく、軽犯罪の多さを理解した上で注意を払う姿勢が求められます。

危険情報が拡散しやすい背景(SNS・観光地に犯罪が集中する構造)

SNSでパリの治安が必要以上に不安視される背景には、情報の伝わり方があります。
スリやトラブルの瞬間は映像として注目されやすく、アルゴリズムによって拡散されるため、実際の発生率以上に危険な印象が強まりやすいです。
観光客が集まる場所は写真撮影や荷物の出し入れで隙が生まれ、犯行が起きやすくなります。
また、現地で事件が発生すると、日本にいる友人がニュース映像を見て心配して連絡してくることがありますが、放送されるのは最も緊迫した場面ばかりです。
実際の現地では冷静に歩ける状況であることが多く、映像の切り取り方が不安を増幅させる要因にもなっています。
情報の偏りを理解しておくことで、必要以上に恐れずに対策を取りやすくなります。

2024〜2025年のパリで見られる治安の変化と最新動向

2024年から2025年にかけてのパリでは、観光客増加に対応するための警備強化が続いています。
特に、パリオリンピック・パラリンピック後、監視カメラの稼働範囲が広がり、主要観光地では制服警官と私服警官の巡回が増えました。
こうした取り組みにより凶悪事件の発生は抑えられていますが、観光客を狙ったスリや詐欺が依然として課題とされています。
特に駅構内や混雑する名所では、注意不足が被害につながりやすい状況です。
一方で住宅街の落ち着いた地区では、通り全体に生活の気配があり、日常の治安はおおむね安定しています。
このように、軽犯罪への警戒は必要でありながらも、都市全体の危険度が急激に高まっているわけではありません。

治安は時間帯と場所で大きく変わる(昼と夜で街の性質が違う)

パリでは、同じ通りでも昼と夜で治安の印象が大きく変わります。
昼間の観光地は人通りが多く、スリにさえ注意すれば比較的落ち着いて過ごせますが、夜になると状況が一変する場所があります。
18区や11区などでは、日中は普通の街並みでも、夜になると水商売や酒場の営業が始まり、雰囲気が急に少し怖く感じることも。
治安がいいとされる住宅街でも、静かな通りでは女性を狙った性犯罪が発生する例があり、人気のない道や暗がりは避けた方が安全です。
一方で、帰宅する住民が多い通りや街灯が整備された道は比較的歩きやすく、地域差も大きいです。
治安を判断する際は「区」だけでなく、「時間帯」と「通りの人通り」を組み合わせて考えることが不可欠です。

治安傾向が区ごとに異なる理由(観光地帯・住宅街・人口構成)

パリでは区ごとの街の成り立ちに差があるため、治安の印象も大きく異なります。
中心部の1区・6区・7区・15区などは比較的安定していますが、10区北側のGare du Nord(ガール・デュ・ノール)駅周辺、18区のBarbés(バルベス)やChateau Rouge(シャトー・ルージュ)、19区La Villette(ラ・ヴィレット)東側は滞留者が多く注意度が上がります。
20区も南側は落ち着いた住宅街ですが、北側のBelleville(ベルヴィル)方面は夜に若者が集まりやすい傾向があり、昼間でも移民系の人らによるたばこの押し売りや精神に障害をきたしていそうな人にぶつかられそうになった個人的経験もあります。
一方、同じ18区でもモンマルトル丘のように観光地として歩きやすい場所もあり、区名だけで治安を判断できません。
観光地・住宅街・商業地が入り混じる構造が、区ごとの差を生み出しているため、エリアの個性を知ることが安全な滞在につながります。

同じ区でも通りや駅の出口で雰囲気が変わる構造

パリでは、同じ区の中でも通りや駅の出口によって治安の印象が大きく変わります。
18区や10区のように観光地と注意が必要な地域が隣接する場合、出口を一つ違えるだけで雰囲気が急に張り詰めることがあります。
19区ベルヴィル付近では、出口を出た先に違法タバコを売りつけるグループが立つことがあり、初めて訪れる人には強い緊張感を与えます。
個人的に、駅を出たとたん平気でキセルをする集団に出会ったり、いきなり「ワッ」と脅かされたこともあり、少々苦い思い出もあります。
また、パリ市外ですが、観光客が多いエリアでいうと、パリ北部のスタッド・ド・フランススタジアム周辺では、イベント日以外に薬物の受け渡し現場を目撃したこともあり、夜間の単独行動は避けた方が無難です。
出口選びでは、店の明かりがある大通り側を選ぶと安全度が上がり、Googleマップの写真やストリートビューで事前確認するのも有効です。
静かな住宅街側の出口や裏通りに出る出口は注意度が高く、照明の少ない道は避けるのが基本です。
出口と通りの特徴を把握することで、同じ区でも安全な動線の確保がしやすくなります。

ホテル選びで失敗しないための「区+駅+通り」の三点チェック

パリで安全に滞在するためには、ホテルの立地を「区」だけで判断せず、駅と通りの特徴まで確認することが重要です。
治安が比較的安定している区でも、駅の裏側が急に静まり返る場所や、夜になると雰囲気が変わる通りが存在します。
まず区では、1区・6区・7区・15区・16区のように住宅街として落ち着いた地域を選ぶと安心感があります。
次に駅は、大通りに面した出口があるか、周辺に店の明かりがあるかが判断基準になります。
最後に通りは、夜でも人通りがあるか、街灯が十分に設置されているか、Googleマップの写真で確認できるかを目安にすると失敗しにくくなります。
区・駅・通りを組み合わせて考えることで、治安の差が大きいパリでも落ち着いて宿泊できるエリアを見つけやすくなります。

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旅行者が遭遇しやすい3種類のトラブルを理解して備えると安全度が上がる

この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。

  • スリ・置き引き・詐欺が発生しやすい理由と典型的な手口
  • 夜間に起きやすいトラブル(酔客・若者グループ・客引き)
  • 子連れ・女性旅行者が気をつけるべきポイント

パリでは、重犯罪よりも軽犯罪が旅行者のトラブルにつながりやすい傾向があります。
特にスリや詐欺の手口は観光地で集中して発生し、注意不足の一瞬を狙って行われます。
また、夜間になると酔客や若者グループが増え、昼とは異なる雰囲気になる場所もあります。
子連れや女性旅行者は不安を抱きやすいものの、典型的なリスクを理解しておくことで防げる被害は多くあります。
この章では、旅行者が遭遇しがちなトラブルの特徴を整理し、具体的に備えるための視点を示します。

スリ・置き引き・詐欺が発生しやすい理由と典型的な手口

パリで最も多いトラブルは、スリ・置き引き・観光客向けの詐欺です。
観光地では写真撮影や荷物の出し入れで無防備になる瞬間が多く、犯行側にとって隙を突きやすい環境です。
メトロでも手口は巧妙で、扉が閉まりかけた瞬間にスマホを手から奪い、そのまま外へ逃げる「挟み込み型のひったくり」が頻発しています。
車内では複数人が周囲を囲み、一人が注意を引きつけている間に別の人物がバッグを開けるケースもあります。
置き引きはカフェやベンチで荷物を足元に置いたときに狙われることが多いです。
署名詐欺やミサンガ詐欺のように観光客を標的にする声かけ型の詐欺も根強く見られます。
短時間で逃げられる犯罪が中心であるため、混雑時やメトロ利用時は特に荷物を身体の前で管理することが効果的です。

夜間に起きやすいトラブル(酔客・若者グループ・客引き)

パリでは、夜になると昼間とは異なる種類のトラブルが生じやすくなります。
特にバーやクラブが多い11区、18区、北駅周辺などでは、酔った若者が路上に増え、声かけや騒音が目立つ時間帯があります。
また、観光地周辺では客引きの活動が活発になり、ツアーや飲食店にしつこく誘われることもあります。
さらに夜間の駅周辺では、集団でたむろする若者グループや、薬物の受け渡しをしている場面に遭遇する場合もあるため、近づかずにその場を離れることが賢明です。
住宅街であっても人通りが途切れる通りでは注意が必要で、女性を狙った性犯罪の報告もあるため暗い道は避けた方が安全です。
夜のパリを歩く際は、明るい大通りを選び、人の多いエリアを中心に移動することで危険を回避しやすくなります。

子連れ・女性旅行者が気をつけるべきポイント

子連れや女性旅行者は、周囲の状況に気を配りながら行動することで多くのトラブルを避けられます。
ベビーカーや荷物が多い場合、観光地やメトロの混雑時はスリの標的になりやすいため、スマホや財布は身体の前で管理することが大切です。
また、夜間の移動は人通りの多い大通りに限定し、静かな住宅街や照明の少ない路地は避けた方が安心できます。
子どもを抱えている時は注意力が分散しやすく、子連れでメトロに乗り、両手がふさがっているスキにスリに遭ったという話も聞いたことがあります。
また、署名詐欺やミサンガ詐欺のように声をかけて距離を詰めてくる手口には特に注意が必要です。
女性の単独行動では、タクシーや配車サービスを併用すると安全性が高まりますが、女性が一人で配車サービス利用中に運転手からナンパを受けたという話も聞いたことがありますので、くれぐれも警戒を緩めないようにしましょう。
パリは地区によって雰囲気が異なるため、事前に安全性の高いルートや駅出口を確認しておくことで、不安を減らしながら滞在しやすくなります。

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パリで詐欺に遭わないために知っておきたい手口と予防策を理解すると被害を防げる

この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。

  • 観光地で多い署名詐欺・ミサンガ詐欺・偽警官の典型的な手口
  • 道端で行われる違法ゲーム(モンテと呼ばれる詐欺集団)の仕組み
  • 手口ごとに有効な回避策と、関わらないための行動基準

パリでは、観光客を狙った詐欺が長年続いており、手口が分かっていれば避けられる被害が多くあります。
署名を求めて寄付を迫る詐欺や、腕にミサンガを巻いて代金を請求する手口は特に有名で、観光地では日常的に見かけられます。
また、警官を装ってパスポートや財布を見せるよう要求する偽警官も報告されており、手口の特徴を知っておくことが重要です。
この章では、それぞれの詐欺の流れと対策を整理し、遭遇した際に冷静に距離を取るための実践的な知識を提示します。

署名詐欺の手口と回避方法

署名詐欺は、パリの観光地で最も頻繁に見られる手口の一つです。
若い女性や少年が近づき、「ろう者支援」「障がい者支援」などと書かれた紙を差し出し、署名を求めてきます。
一見すると慈善活動のように見えますが、署名した瞬間に寄付金を強く要求されるのが典型的な流れです。
仲間が複数人いる場合も多く、囲むように距離を詰められると断りにくい雰囲気になります。
回避方法としては、目が合っても立ち止まらず、そのまま歩き続けることが最も効果的です。
紙を手渡されても受け取らず、相手と距離を保つことで被害を防ぎやすくなります。
観光地では、気配を感じた時点で早めにルートを変えるなど、視界の端で動きを捉える意識が役立ちます。
多いのはルーヴル美術館周辺。
ボードや紙とペンを持ってうろうろする人を見かけたら近寄らないでください。

ミサンガ詐欺の手口と回避方法

ミサンガ詐欺は、署名詐欺と並んでパリでよく見られる手口です。
観光地の階段や広場で、男性が笑顔で近づき「幸運のブレスレット」などと言いながら、腕にミサンガを巻こうとします。
腕に触れられた瞬間に一気に巻きつけられる場合が多く、外そうとすると「もう付けたから料金を払え」と金銭を強く要求されるのが典型的な流れです。
仲間が周囲に控えている場合もあり、断りにくい空気を作り出すのが特徴です。
回避方法としては、手を差し出さず距離を保ち、相手が近づいたら視線を合わせず歩き続けることが効果的です。
腕を触られそうになった場合は、一歩下がって体をひねり距離を取ることで防ぎやすくなります。
観光地では、階段付近や眺望スポットで特に遭遇しやすいため、周囲の人の動きにも注意を向けると安心です。

偽警官の手口と回避方法

偽警官は、パリでも一定数報告されている手口で、観光客が狙われやすい詐欺の一つです。
犯人は警官風の服装をして近づき、「身分証を見せてください」「偽札の取締中なので財布を確認します」などと理由をつけ、財布やパスポートの提示を求めてきます。
実際の警官は観光客の財布を開かせることはなく、その場で現金確認を求めることもありません。偽警官は複数人で行動する例もあり、一人が説明を行い、もう一人が背後に回るなど連携するケースが見られます。
回避策としては、まず身分証の提示を求め、正規の警官であれば「POLICE」の身分証を必ず携帯している点を踏まえることが重要です。
不審な相手には財布を開かず、「ここでは対応できません。近くの警察署で話しましょう」と伝えて距離を取ると安全です。

道端で行われる違法ゲーム(モンテ)詐欺の仕組みと避けるべき理由

パリの街中では、紙コップや小さな箱を使った「当たり探しゲーム(モンテ)」が行われていることがあります。
地面に布を敷き、数人の仲間が観客を装って盛り上げているのが特徴です。
表向きは簡単に勝てそうに見えますが、実際にはサクラが混じっており、勝っているように見せて通行人を誘い込みます。
観光客が興味を示して近づくと、掛け金を要求され、負けた際にさらに賭け金を積むよう強く迫られるトラブルが発生しやすいです。
また、ゲーム周辺はスリが紛れており、観客の後ろに回り込んで財布やスマホを狙うケースもあります。
違法ギャンブルであるため警察が来ると一斉に逃げ出しますが、その混乱に乗じて別の被害が起こることもあります。
このように、興味本位で近づくだけでもリスクが高いため、見かけたら距離をとって通り過ぎることが最善です。
モンマルトル周辺や観光地でよく目にしました。
賑やかなのでつい目を引きますが、気を付けましょう。

手口ごとに有効な回避策と、関わらないための行動基準

パリでは、詐欺の多くが「距離を詰めてくる」「手を触ろうとする」「署名を求める」といった共通したアプローチを取ります。
このため、最も効果的な対策は、相手と物理的な距離を保ち、立ち止まらずに歩き続ける姿勢を徹底することです。
署名詐欺やミサンガ詐欺は、紙を受け取らない、腕を出さないといった行動が有効です。
偽警官への対応では、財布やパスポートをその場で見せず、身分証明書の提示を求め、納得できない場合は近くの警察署等に移動する意思を示すことが大切です。
また、モンテ詐欺は集団で行われるため、近づくだけでスリの標的となるリスクがあります。
共通の行動基準として、視線や身体を向けない、知らない相手の声かけに反応しない、人通りが多い道を選ぶといった冷静な判断が被害防止につながります。

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パリで安全に過ごすために意識したい3つの行動を押さえると安心感が高まる

この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。

  • 早朝・夜間の移動を避ける理由と、時間帯によるリスクの違い
  • 貴重品管理を徹底するための実践的なコツ
  • 不審な声かけや接触への対応方法と、安全な動線の選び方

パリでは、治安の良し悪しが時間帯や通りによって大きく変化しますが、基本的な行動を押さえておくだけで被害を避けられる場面が増えます。
特に、夜間の移動ルートの選び方や貴重品の持ち歩き方に注意することはとても大事。
また、観光地では声をかけて距離を詰めてくる詐欺の手口が多く、落ち着いて対応することが求められます。
この章では、日常的に意識すべき3つの行動を整理し、パリで安心して過ごすための実践的な指針を示します。

早朝や夜間になるべく出歩かない

パリでは、早朝や夜間に街の雰囲気が大きく変わります。
夜はバーやクラブの閉店時間帯に酔客が増え、11区・18区・北駅周辺では若者グループが路上でたむろすることがあります。
静かな住宅街でも、人通りが途切れると女性を狙った性犯罪が報告されており、暗い道を避けることが安全につながります。
また冬場は日の出が遅く、
朝8時頃まで空が暗いため、早朝の移動も夜と同じリスクを抱えます。この時間帯は通勤前の滞留者が駅周辺に集まりやすく、観光客が少ないため周囲の目が届きにくい状況です。
どうしても移動が必要な場合は、タクシーや配車サービスを利用すると安心できます。
明るく人通りの多い大通りを選んで歩くことが、トラブル回避に役立ちます。

貴重品や荷物から目を離さない

パリでは、観光地やメトロを中心にスリや置き引きが発生しやすいため、貴重品の管理が最も重要です。
バッグは必ず体の前に回し、チャック付きのものを使用することでリスクを大きく減らせます。
メトロの乗降時は特に注意が必要で、扉が閉まる直前にスマホを奪われる手口が多く、手に持ったまま操作するのは避けた方が安全です。
もしくは、チェーンを付けて首から掛けるなど、すぐに奪われない工夫をしてください。
カフェやレストランでは、椅子の背もたれにバッグを掛けたり、足元に置いた荷物から目を離すと置き引きの対象になりやすいため、膝の上や身体に密着した位置で管理することが大切。
また、スマホやカメラでの撮影中の背中側はスリにとって隙が生まれる瞬間となるため、壁を背にするなどの工夫が有効です。
ほんの数秒の油断が被害につながることを意識して行動すると、安全度が高まります。

不審な声かけや接触に反応せず、距離を取る

パリでは、突然の声かけが詐欺やスリの入り口になることが多く、表向きは親しげでも距離を詰めることを目的とするケースがあります。
「英語を話せますか?」といった軽い声かけや、道案内を装う話しかけも警戒が必要です。
さらに、詐欺グループが
安全そうな観光客を演じたり、女性や子どもを使って警戒心を下げる手口もあり、相手の見た目だけでは判断できません。
実際に私も、駅の切符売り場で財布の出し入れをしていた時、観光客風の白人女性2人組に切符の買い方を聞かれ、その隙に手に持っていたイヤホン(使い捨てのものだったので良かったですが)を別の男性にすられたことがあります。
同じ手にはスマホも持っていましたがチェーンがついていたので無事でした。
複数人が近づく場合は、背後に回る者がいる可能性が高いです。

観光地での声かけの多くは接近を狙った行動であり、無視して歩き続ける姿勢が自分を守る上で最も有効です。
もし話しかけられても常にリスクを念頭に、警戒を解かないようにしましょう。

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滞在前に治安情報をチェックしておくと危険回避の精度が上がる

この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。

  • 渡航前に確認しておくべき公式情報源(外務省・大使館・現地行政の治安情報)
  • パリの最新治安動向を反映した注意点の把握方法
  • 自分の旅行ルートに応じたリスクの予測と対策の立て方

パリ旅行を安全に楽しむためには、事前に信頼性のある治安情報を確認しておくことが欠かせません。
観光地では軽犯罪が多い一方で、地区によっては夜間に雰囲気が変わる場所もあり、最新の注意喚起を把握しておくことで危険を避けやすくなります。
外務省や在仏日本大使館が発信する情報は、現地での犯罪動向や被害例が整理されているため参考になります。
この章では、旅行前に役立つ情報源と、旅程に合わせてリスクを判断する方法を紹介し、安全に滞在するための準備を整えます。

渡航前に必ず確認しておくべき信頼性の高い公式情報源

パリの治安を正しく把握するためには、渡航前に公的機関が提供する最新情報を確認することが重要です。外務省の「海外安全ホームページ」では、地域別の危険情報や邦人被害例が随時更新されており、観光地で発生しやすいスリや詐欺の傾向も整理されています。
在仏日本大使館のサイトやSNSでは、現地で起きた事件・注意喚起が即時に発信されるため、渡航直前の確認に役立ちます。
また、フランス内務省やパリ警視庁は治安対策やテロ警戒レベルに関する情報を公開しており、大規模イベント開催時の警備強化状況も把握できます。
これらの公式情報は信頼性が高く、SNSの断片的な治安情報よりも正確に現状を理解する助けとなります。旅行前に一度まとめて確認しておくことで、事前の警戒ポイントが明確になります。
また、旅行前に外務省の「たびレジ」に登録すれば旅行中に滞在先で起こったテロや事件、集会情報などをリアルタイムに情報として受け取ることができます。

その他、現地政府関連の犯罪データ

📍 その他一般的なサイトなどの資料

① 区別犯罪率マップ
  • INSEE のデータをもとに、20区別の暴力犯罪発生率などを可視化したマップ
     ArcGIS StoryMaps
② 区ごとの被害警戒マップ
  • 区ごとの避けるべき警戒マップ。交通ハブ(例:Gare du Nord、Gare de l’Est)付近のスリ・置き引き発生が高い旨の報告があり paris-local.com
③2025年時点のパリの犯罪指数・安全指数
  • 2025年時点で Paris の「犯罪指数/安全指数」が公表されており、犯罪指数62.3、安全指数37.7となっています。 Work in France
  • 2024年〜2025年にかけて、観光客を狙った軽犯罪(スリ・詐欺)の増加が指摘されています。 Dragonfly Intelligence
  • 特定区(例:10区北部、18区バルベス周辺、19区ラ・ヴィレット東側)の危険傾向が旅行ガイドで言及されています。 From Paris to Provence

旅行ルートに合わせた安全対策とリスクの把握方法

パリでは、訪れる場所や移動時間によって治安のリスクが大きく変わるため、旅行ルートごとに対策を考えることが重要です。
観光地は人が集まりスリが多発しやすい一方で、住宅街やオフィス街では夜に人通りが減り、声かけや性犯罪のリスクが上がる場所があります。
まず、予定している観光スポットの周辺が混雑する時間帯を把握し、荷物管理の強化が必要な場面を予測します。
次に、メトロ利用では乗り換え駅や扉付近でのスマホ操作を避け、治安が不安な区では出口選びを工夫すると安心です。
また、夜に人気の少ない通りを移動する予定がある場合は、タクシーや配車サービスの使用も有効です。
こうしてルート全体を俯瞰して準備することで、トラブルを未然に防ぎやすくなります。

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まとめ

パリの治安は、区・時間帯・通りによって大きく異なりますが、典型的なトラブルの傾向を知っておくことで安全性は大きく高まります。以下に本記事の要点を整理します。

【本記事の重要ポイントまとめ(5項目)】

  • パリは凶悪犯罪よりスリや詐欺など軽犯罪が中心で、観光地で発生しやすい。
  • 区ごとに雰囲気が大きく異なり、10区北側・18区の一部・19区東側などは注意度が高い。
  • 詐欺は署名・ミサンガ・偽警官・モンテ詐欺など多様で、相手との距離を保つことが最も有効。
  • 夜間や冬の早朝は暗さと人通りの少なさでリスクが上がり、タクシー利用が安全。
  • 外務省・大使館発信の公式情報を確認し、旅行ルートごとに対策を立てると危険を避けやすい。

【総括】

パリは観光都市として魅力にあふれていますが、正確な治安理解と基本的な行動を意識することで滞在中の安全度は大きく変わります。
訪れる地域や時間帯を踏まえ、適切な距離感と判断力を保つことで、安心して旅を楽しむことができるはずです。

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おまけ【パリ20区+α:治安傾向・注意ポイントの詳細ガイド】

ここでは、区ごとの注意ポイント、滞在には避けた方がいいエリアなどを箇条書きに記載しました。ホテル選びや外出先を決める際に参考にしてみてくださいね。

● 1区 – 主要観光地(ルーヴル周辺)

観光客が多く、スリの発生が多い。
凶悪犯罪は少ないが、混雑時はバッグ管理が必須。
ただ、宿泊する分には観光がしやすくオススメのエリア。

● 2区 – オペラ寄りの商業地区

日中は安全。
夜は人が減る通りもあり静かすぎる場所は避けると安心。
こちらも宿泊には観光がしやすくオススメ。

● 3区 – マレ北側(落ち着いた住宅街・おしゃれな街)

比較的治安良好。
夜も歩きやすい通りが多い。
お洒落なパリを堪能したい方にはおすすめの宿泊エリア。

● 4区 – ノートルダム周辺

観光客の多さからスリ注意。
人通りが多いエリアを除き、夜は川沿いの暗い通りは避けた方が安全。
ただ、夜間でも概して人通りも多く、パリらしい雰囲気を味わえるエリア。

● 5区 – 学生街(カルチエラタン)

治安は良好。夜遅い時間は酔客が増える区域があるが、全体的に治安良好。
筆者も住んでいたことのあるエリア。
パリらしい町並みが堪能でき、宿泊オススメエリア。

● 6区 – サンジェルマン

パリでも治安が良い地域。
路面店やレストランも多く、夜も歩きやすい。

● 7区 – エッフェル塔周辺の高級住宅街

治安は全体的に安定。
夜間でも人通りが多ければ安心して歩けるエリア。
エッフェル塔付近などの観光スポットはスリに注意。

● 8区 – シャンゼリゼ・凱旋門

観光地特有のスリが多い。
スリ等が中心でパリでも犯罪が最も多いエリアに該当する。
凶悪犯罪は少ないが、混雑時はバッグ管理が必須。
深夜のシャンゼリゼは酔客・客引きが発生しやすい。
ただ概して人通りが多いので夜間でも怖いイメージはさほどない。

● 9区 – ギャラリーラファイエット付近

日中は活気があり安全。
夜は繁華街としての顔が強まり注意が必要な面もあるが、人通りが多いので比較的安心。

● 10区 – ガール・デュ・ノール / ガール・ドゥ・レスト周辺(注意度高)

北駅周辺は最注意エリアのひとつ。薬物使用者や滞留者が目立つ。
また、ボンヌーベルエリア・ストラスブールサンドニ駅周辺は移民が多く、警戒感が上がる。
日本から来ていた親と子連れで歩いていた際は昼間でも立ちんぼや移民の集団がたむろする場面もあり、次第に親が無言になり慌ててエリアを出たこともある。
ただしカナル・サンマルタン側はカフェが多く比較的穏やか。

● 11区 – 若者の街(バーが多い)

昼は普通だが、夜にバーやクラブが開き雰囲気が大きく変わる。
酔客・声かけに注意(立ちんぼに遭遇することも)。
19区~20区寄りは日中でも浮浪者が多く、奇声をあげながら歩く人などもいて怖かった記憶あり。

● 12区 – ベルシー周辺

比較的治安は安定。夜は駅周辺だけ注意。
ヴァンセンヌの森公園があり、昼間は公園周辺は家族連れで賑わいのどかな雰囲気。
11区、20区に隣接する辺りでは移民も多く、若干の緊張感がある印象ではある。

● 13区 – アジア系住民が多い住宅街

治安は良いが、ビブリオテーク付近は夜に人が減りやすい。
アジア系スーパーやレストランが多く、ホッとできる雰囲気もあるが、反面、移民が多いエリアでもあるので、人通りが少なくなるエリアだと少し警戒感が上がる印象。

● 14区 – モンパルナス南側の住宅街

落ち着いた地域。
夜でも歩きやすいが、モンパルナス駅周辺は移民系の人も多く、トイレ臭がしたり、少し気が張る。

● 15区 – 日本人にも人気の住宅街

治安はパリで最も安定しているエリアのひとつ。
日本人駐在員も多く住むエリア。
観光地へのアクセスも良好。

● 16区 – 高級住宅街(非常に治安良好)

夜道も比較的安心。
お金持ちのマダムやムッシュー、家族連れが多い。
かつて日本人駐在員が最も多かったエリア。
筆者はPassyエリアに住んでいたが、静かな住宅街でありながらも活気があり、夜遅くなっても人通りの多い通りを歩けば安心。
ただ、そんな治安良好エリアでも、早朝(8時頃)に夫が移民の2人組にリュックを擦られそうになったこともある。

● 17区 – 地区によって落差が大きい

南側(16区寄り)や昨今人気のバティニョールエリアは治安良好。
北側のポルト・ド・クリニャンクール付近は注意が必要。
日中でも怪しげな雰囲気の集団がたむろする路地もあり怖い雰囲気で、子連れだった私はいち早くエリアを抜け出したいと思ったことがある。

● 18区 – モンマルトル丘側は観光地、それ以外は注意度高め

丘上の観光エリアは人通りが多く歩きやすい。
一方、バルベス、シャトー・ルージュ周辺は滞留者が多く夜は避けたい。
なお、モンマルトルの丘を降りた辺りでは夜系のいかがわしいお店も多い(昼間は閉まっている)。

● 19区 – ラ・ヴィレット東側は注意度高

パーク周辺は家族連れも多く昼は穏やか。
ベルヴィル周辺は日中賑わうが移民系の人が多く、警戒感が上がる。
観光客はほぼ見かけない。
東側は若者グループが増え、夜は緊張感がある。

● 20区 – ペールラシェーズ周辺は落ち着いているが北部は注意

南側(ペールラシェーズ付近)は住宅街で治安も安定しているというが、個人的には日中でも浮浪者が多く少し怖いイメージがあります。
北側のベルヴィル・メニルモンタン方面は、夜に若者グループが増えやすく注意。
暗い路地も多いため、夜間の徒歩移動は避けた方が安全。

● La Defence(ラ・デファンス)-パリ西側(郊外)

パリ西側の郊外エリア。高層ビルが立ち並ぶビジネス街。
治安は安定しており、パリ市内へのアクセスも良好。

Boulogne-Billancourt(ブローニュ・ビヤンクール)-パリ西側(郊外)

日本人駐在員も多く住む新興住宅街で、治安は安定している。
パリ市と隣接しており、新しいマンションなどが多く、道も舗装されており広い。
生活がしやすいエリアで、市内へのアクセスも良好。
ブローニュの森は有名なロンシャン競馬場もあり、ピクニックに最適でランナーも多いが、茂みには立ちんぼもおり、夜間の一人歩きは控えたい。

●Neuilly-sur-Seine(ヌイイ・シュル・セーヌ)-パリ西側(郊外)

最高級住宅街であり、治安は安定している。
外国人御用達の高級病院「アメリカンホスピタル」は英語・日本語が通じるため頼れる存在。
メトロや鉄道などの交通アクセスはあまり良くなく、商店街なども少なめであるため、観光客の宿泊場所としては向かない。

● Stade de France、クリニャンクール周辺-パリ市北部(郊外)

スタッドドフランスやクリニャンクールの蚤の市など、観光客も良く訪れるエリアではあるが、治安はあまり良くない。スタジアム開催のイベントに参加する時はスタッドドフランス周辺に宿をとるのもありだが、イベントのない夜間は人通りが減るため、電車やメトロが多いので市内からアクセスする方が無難。
クリニャンクール蚤の市へ安全に行く方法は別記事で解説予定。
私のインスタでも解説しているので見てみてね。

【子連れ在住者本音ベースの小声↓】

個人的には、10、11、18、19、20区はあまり泊まりたくないなと思います。
安いツアーなどで、ホテルの立地がこうしたエリアに設定されていることが多いので要注意。
なお、ラデファンスエリアなどパリ市郊外のホテルを指定しているツアーも多く見かけますが、デファンスならより安心かと思います。
デファンス以西についても、住宅街であり基本的に治安は安定しています。
次点で、ホテルが安ければ泊ってもいいかな(積極的には選ばないけど)というエリアは、12、13、14区、17区の一部。
逆に、観光に便利なので泊まりたいエリアは、1区、2区、3区、4区、5区、6区、7区、8区、9区あたり。
観光に特段便利ではないけど、治安がいいエリアは、14区、15区、16区と言ったところ。

なお、私がオススメするホテルは以下!
今後もテーマ別に記事アップ予定です。

【パリ女子旅ホテル】治安・映え・口コミ良し!在住者が選ぶおすすめホテル8選
パリ在住者が女子旅におすすめのホテルを7つ厳選!治安が良くて安全、内装が可愛くてインスタ映えするホテルだけを紹介します。オペラ・マレ地区などのエリア解説付き。母娘旅や初めてのパリでも安心な、口コミ高評価のホテルガイドです。
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