こんにちは!のんちゃん(@nozomi_paris_mama)です。
フランスのアンティーク好きなら一度は訪れたい、アミアンの大蚤の市。
毎年春と秋の2回だけ開催されるこのイベントは、51もの通りがヴィンテージ品で埋め尽くされる、ヨーロッパ最大級の規模を誇ります。
私が実際に足を運んで気づいたのは、「準備次第で出会えるものがまったく変わる」ということ。
また、パリの価格より全体的に安く、レアなものに出会える確率も高かった肌感覚です。
この記事では、2026年の最新情報をもとに、初めての方でも一生モノに出会えるためのコツをたっぷりお伝えします。
パリの蚤の市記事はこちら↓

2026年のアミアン大蚤の市を120%楽しむための2つの開催スケジュールと掘り出し物に出会える黄金の時間帯

アミアンのソンム川
この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。
- 春と秋の開催日程を確認!
- 良いものは朝5時に決まる?暗闇の中で懐中電灯を手に「一番乗り」を狙うべき理由
- 51の通りがアンティークで埋め尽くされる!広大な会場を効率よく回るためのエリア攻略
アミアンの大蚤の市を満喫するうえで、「何時に行くか」「どう回るか」の3点は特に重要です。
開催は年2回のみのため、日程を把握したうえでスケジュールを組むことが、充実した蚤の市体験への第一歩といえます。
以下では、2026年の具体的な日程から、ベテランバイヤーたちが実践する時間帯の活用法、広大な会場の効率的な歩き方まで、順を追って解説します。
春と秋の開催日程を確認!

蚤の市のテントで囲まれるアミアン名物の時計
アミアンの大蚤の市(グランド・レデリー)は、毎年春(4月)と秋(10月)の年2回、各1日限りの開催です。
2026年の日程は、春が4月19日(日)、秋が10月5日(日)。朝5時から18時30分まで、たった1日で幕を閉じるため、早めにスケジュールを確定させることが何より大切です。
気候については、どちらの季節も日本の感覚より寒いと思っておいた方が無難です。
4月でも朝の冷え込みは強く、防寒対策は必須。
10月はさらに気温が下がるため、しっかりとした防寒着を準備して臨みましょう。
日程が合う方を選んで、ぜひ参加してみてください。年に2回しかない貴重なチャンスを逃さないためにも、公式サイト(grande-rederie-amiens.com)で最新情報を定期的に確認しておくのがおすすめです。
良いものは朝5時に決まる?暗闇の中で懐中電灯を手に「一番乗り」を狙うべき理由

暗いうちから懐中電灯の明かりで品定め
アミアンの大蚤の市は、朝5時にスタートします。
「そんな早朝から?」と思われるかもしれませんが、これは本当に重要なポイントです。
良い品は開場直後の1〜2時間で次々と売れていくため、遅れれば遅れるほど選択肢が狭まっていきます。
実際、10時頃に会場へ到着すると、目ぼしいものはすでにベテランバイヤーや地元の常連客に持ち去られた後、ということが少なくありません。
朝5時の会場はまだ暗く、懐中電灯やスマートフォンのライトが欠かせません。
薄暗い中で品物を手に取り、光を当てて状態を確認しながら歩く時間は、蚤の市ならではの独特の高揚感があります。
「一番乗り」を狙う人たちのエネルギーが会場全体に満ちていて、その雰囲気自体がすでに特別な体験です。
実は、公式の開始は日曜朝5時ですが、前日の土曜日から出店を始めているお店もあります。
ただし、そういったお店は中心の通りではなく、少し外れた周辺エリアに集まっている傾向があり、機動性をもって広い範囲を探さないと見つけにくいのが正直なところ。
私が前泊したときは目抜き通りを中心に見てしまったため出店しているお店を見つけられませんでした…
前泊する方は、土曜日の夜に会場周辺をぶらりと散歩してみると、思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれません。
懐中電灯は必ず持参し、動きやすい服装で臨みましょう。
51の通りがアンティークで埋め尽くされる!広大な会場を効率よく回るためのエリア攻略

アミアンの大蚤の市は、街の中心部に広がる51もの通りにわたる広大な会場で開催されます。
初めて訪れると、その規模に圧倒されて「どこから回ればいいのか」と途方に暮れてしまうことも。
会場全体をざっくりと把握しておくだけで、動き方がぐっとスムーズになります。
エリアは大きく、駅周辺、駅から西へ延びる目抜き通り、市庁舎周辺、北側運河周辺、目抜き通りの南側の5つに分けて考えると歩きやすくなります。
出店者は毎回同じ場所に出店することが多いですが、回によって変わることもあるため、「前回と同じ場所にいる」と過信しすぎないよう注意が必要です。
個人的な体験では、北側運河周辺エリアから見て回ったところ、掘り出し物に多く出会えた印象があります。
一方、朝5時ごろに駅側から目抜き通りを歩いた友人によると、開場直後はまだ出店しきっていないお店も多かったとのこと。
早朝は運河周辺エリアから攻めてみるのも、ひとつの戦略かもしれません。
品物のジャンルはエリアを問わず混在しているため、気になる通りをどんどん歩いてみる、その偶然の出会いを楽しむのがアミアン流です。
パリからのアクセスとアミアンでの「前泊」を成功させるための3つの宿泊・移動戦略
この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。
- チケット予約はいつから?フランス国鉄(TER)でスムーズにアミアンへ向かうコツ
- 朝5時のスタートに備える!駅近・運河エリアなど会場徒歩圏内の宿泊エリア解説
- 蚤の市前夜もワクワクして過ごせる!実際に泊まって良かった厳選ホテル3選
アミアンの大蚤の市は朝5時スタートのため、パリから当日朝に向かうのはほぼ現実的ではありません。
前日土曜日に現地入りし、会場近くに宿泊しておくことが、充実した蚤の市体験への近道です。
移動手段の手配から宿泊エリアの選び方、おすすめホテルまで、スムーズな前泊プランの組み立て方を詳しく解説します。
チケット予約はいつから?フランス国鉄(TER)でスムーズにアミアンへ向かうコツ

パリからの電車の中
パリからアミアンへは、フランス国鉄のTER(地域急行列車)で約1時間20分〜1時間30分ほど。
パリ北駅(Gare du Nord)から直通で乗り換えなしでアクセスできるため、移動自体はとてもシンプルです。
チケットはSNCF公式サイトまたはアプリ(SNCF Connect)から購入できます。
TERのチケットは一般的に乗車日の90日前から予約が可能で、早めに購入するほど安い料金で取れることが多いです。
しかし、フランス国鉄(SNCF)のTERの予約開始時期は路線や時期により変動しやすく、実際には4〜5ヶ月前から販売されるケースや、逆に直前まで確定しないケースもあります。こまめにSNCFサイトをチェックすることをおすすめします。
蚤の市の開催日は多くの人がアミアンへ向かうため、特に前日土曜日の夕方〜夜の便は混雑しやすい傾向があります。
日程が決まったら、なるべく早めに予約を済ませておくのが賢明です。
帰りの便も同様に早めに予約しておくと安心です。
列車はホーム入線の約15分前にアナウンスされますが、その前からホームで待機しておくと、大きな荷物を置きやすい場所や座席を確保しやすくなります。
戦利品をたっぷり抱えた帰路だからこそ、ひと手間かけた準備が快適な移動につながります。
SNCF関連の記事はこちら↓

朝5時のスタートに備える!駅近・運河エリアなど会場徒歩圏内の宿泊エリア解説
朝5時スタートの蚤の市に備えるうえで、宿泊場所選びは非常に重要です。
タクシーやバスの運行が限られる早朝に移動する手間を避けるためにも、会場まで徒歩圏内のエリアに泊まることを強くおすすめします。
宿泊エリアとしておすすめなのは、大きく3つです。
まず、アミアン駅周辺は交通アクセスが良く、前日のパリからの到着後すぐにチェックインできる利便性が魅力です。
次に、北側運河周辺エリアは経験上、会場の掘り出し物が多く、朝一番で動き出すには最適な立地といえます。
そして、市庁舎周辺エリアは会場のほぼ中心に位置するため、どの方向にも歩いてアクセスしやすい点が魅力です。
ひとつ注意しておきたいのが、会場のど真ん中に位置するホテルに泊まった際の体験です。
移動の利便性は抜群だった一方、深夜から出店者による準備作業が周辺で始まるため、物音や話し声で眠りが浅くなってしまいました。
しっかり睡眠を取りたい方には、出店が少なく比較的静かな駅周辺や、会場の外れエリアのホテルを選ぶのがおすすめです。
いずれのエリアも蚤の市当日は空室が早い段階で埋まるため、日程確定後は鉄道チケットと同時並行でホテルの予約も進めておきましょう。
蚤の市前夜もワクワクして過ごせる!現地を見た上での厳選ホテル4選
前泊するホテル選びは、翌朝の動き出しを大きく左右します。
ここでは、アミアンの大蚤の市に参加するうえで特におすすめしたいホテルを5つご紹介します。
口コミ数が多く、初心者でも安心して泊まれるホテルを厳選しました。
① Moxy Amiens(モクシー・アミアン)/駅周辺 駅から徒歩数分の好立地にあるモダンなホテルです。デザイン性が高くスタイリッシュな内装で、前泊の気分を盛り上げてくれます。スタッフの対応が丁寧との口コミも多く、初めてアミアンを訪れる方にも安心しておすすめできます。なにより価格も良心的なのがありがたい。
② Holiday Inn Express Amiens(ホリデイイン・エクスプレス・アミアン)/駅周辺 駅のすぐそばに位置し、パリからの到着後すぐにチェックインできる利便性が魅力。部屋は清潔でコンパクト、価格も比較的リーズナブルで、「寝るだけでいい、朝早く動き出したい」という方にぴったりです。無料朝食付き、隣にスーパーがあるのも便利。
③ ibis Styles Amiens Centre(イビス・スタイルズ・アミアン・サントル)/駅周辺 駅からやや会場中心部に近く、カテドラルや繁華街にも行き来しやすい便利なロケーション。評価が高く朝食も充実しているため、早朝出発前にしっかり食事を取りたい方に向いています。ただし、前述のとおり深夜から準備の物音が聞こえる可能性があります。
④ Mercure Amiens Cathédrale(メルキュール・アミアン・カテドラル)/北側運河周辺 アミアン大聖堂、アミアンの観光エリアとしても人気のサン・ルー地区(北側運河周辺)近くに位置する、4つ星ホテルです。運河エリアに近く、朝一番で北側を攻略したい方には特に好都合。近くにはレストランも多く、食にも困りません。
⑤ Hotel Le Prieuré et La Résidence(ホテル・ル・プリウレ・エ・ラ・レジダンス)/中心部~北側周辺 アミアン大聖堂近くに位置するホテル。個人的に、アンティーク好きにイチオシしたい点は、家具がアンティークにこだわっているところ。部屋ごとに内装が異なり、梁があったり、屋根裏部屋もあり気分があがります。テラスや中庭もあり、雰囲気を楽しみたい方にオススメ!
どのホテルも蚤の市の時期は予約が早々に埋まります。
日程が確定したら、鉄道チケットと同時に予約を入れてしまいましょう。
私が実際に手に入れた3つの戦利品と心ときめく掘り出し物を見極めるコツ
この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。
- 【公開】アミアンで見つけた愛しのヴィンテージたち!一目惚れした戦利品を紹介
- 汚れやヒビも味になる?実体験から学んだ「後悔しない」コンディションチェックの視点
- 重い荷物も怖くない!エコバッグより「車輪付きバッグ」を強くおすすめする理由
蚤の市の醍醐味は、何といっても「自分だけの一品」との偶然の出会いです。
とはいえ、衝動買いで後悔してしまった経験は誰しもあるもの。
この章では、実際にアミアンで手に入れた戦利品をご紹介しながら、品物の状態を見極めるポイントや、大量購入にも対応できる持ち物の工夫まで、現地で役立つ実践的な情報をお伝えします。
【公開】アミアンで見つけた愛しのヴィンテージたち!一目惚れした戦利品を紹介
今回のアミアンで手に入れたのは、どれもパリのブロカントではなかなかお目にかかれない、人気の高いシリーズばかりです。

フランス北部の老舗窯元・サンタマン窯のRegenceシリーズのお皿とコンポティエは、1962年の工場閉鎖以降のアンティークやヴィンテージ品のみが流通している希少なシリーズ。
セットで見つけられたのは、まさに幸運でした。
ロワール地方の名窯・ジアン窯からは、華やかなAvrilシリーズと、エレガントなランソーシリーズを発見。
どちらもパリのセレクトショップで見かけることはあっても、アミアンならではの価格で手に入れられました。

なんと1€~のジアンのAvrilのお皿
クレールフォンテーヌ窯のインディアナシリーズ、クレイユエモントローのパニエ皿、サルグミンヌの花リムシリーズ、ロレーヌ地方の名窯・ロンウィのétéシリーズ、絵付きのホーローポット、リュネビルのジャルディニエールシリーズまで、気づけば両手では抱えきれないほどの戦利品が揃っていました。

チップがあるから3ユーロのクレイユエモントローのパニエ皿

戦利品のごく一部

色付き(ポリクロム)のシャトーシリーズのお皿

インディアナシリーズ
どれもパリで見かける価格よりかなり安く、「なぜパリで買わずにアミアンまで来たか」が、帰り道に改めてよくわかった気がします。
汚れやヒビも味になる?実体験から学んだ「後悔しない」コンディションチェックの視点
蚤の市では、多少の汚れや使用感はむしろ「ヴィンテージらしさ」として愛せるものです。
ただ、すべての傷が「味」になるわけではなく、購入後に後悔しないためには、その場でしっかりとコンディションを確認することが大切です。
特に注意したいのが、ヒビと欠けです。朝5時の会場は暗く、その場では気づかなかったヒビや欠けが、明るくなってからよく見ると発見された、という経験が実際にありました。
懐中電灯で光を当てながら、できる限り慎重に確認することを強くおすすめします。
貫入(釉薬のひび割れ模様)や、全体的に色が変化した「枯れ感」のあるシミは、ヴィンテージ品ならではの風合いとして好まれる傾向があります。
経年の味わいとして受け入れられることが多く、そのくたびれた雰囲気こそを楽しむコレクターも少なくありません。
一方で、表面に丸くポツンとできた局所的なシミは、嫌う方が多い傾向にあります。
購入前に表面をよく観察し、シミの種類や広がり方を確認しておくと、後悔のない買い物につながります。
裏印(バックスタンプ)がない品も多いため、あることが絶対条件というわけではありません。
ただ、将来的に転売を考えているなら、バックスタンプがない品は価値の証明が難しくなるため、あまりおすすめできません。
自分が使って楽しむための一枚を探す気持ちで臨むのが、アミアンの蚤の市の正しい楽しみ方かもしれません。
重い荷物も怖くない!エコバッグより「車輪付きバッグ」を強くおすすめする理由
蚤の市では、気づけば両手が塞がるほどの荷物になっていることがほとんどです。
お皿や陶器は見た目以上に重く、エコバッグやトートバッグでは肩や腕への負担が想像以上に大きくなります。
そこで強くおすすめしたいのが、キャスター付きの「車輪付きバッグ」です。
実際の体験として、パリよりかなりお得な価格設定の品が多いアミアンでは、気づくと予想以上に買い込んでしまうことがあります。
カートなしで大量の陶器や食器を抱えたまま、51の通りにわたる広大な会場を歩き続けるのは、想像以上に体力を消耗しました。
「もう少し先まで見て回りたいのに、荷物が重くて限界」という状況は、せっかくの蚤の市体験を半減させてしまいます。
車輪付きバッグがあれば、重さを気にせず買い物に集中できます。
石畳の多いアミアンの会場でも、キャスター付きのショッピングカートであれば引いて歩けるため、体への負担を大幅に軽減できます。
購入のたびにエコバッグや布で包みながらバッグに収めていくと、品物同士がぶつかって割れるリスクも減らせて一石二鳥です。
前泊の荷物とは別に、ショッピングカートをひとつ持参しておくと、当日の動きがぐっとラクになるはずです。
なお、ショッピングカートはパリのお買い物風景では定番であるため、スーパーなどで購入できます。
言葉が通じなくても大丈夫!現地で役立った2つのスマートな価格交渉術
この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。
- 笑顔と「Bonjour」が魔法の言葉!店主との距離を縮めて楽しく買い物をするコツ
- 「まとめ買い」で端数をカット?無理のない範囲で安く譲ってもらうための伝え方
フランスの蚤の市では、価格交渉はごく自然なやり取りのひとつです。
「値切るのは失礼では?」と遠慮してしまう方も多いですが、むしろ店主との会話を楽しみながら交渉することが、蚤の市文化の醍醐味でもあります。
言葉の壁を感じる必要はありません。
この章では、フランス語が堪能でなくても実践できる、現地で実際に役立った交渉のコツをお伝えします。
笑顔と「Bonjour」が魔法の言葉!店主との距離を縮めて楽しく買い物をするコツ
フランスの蚤の市で買い物をするうえで、最初の一言はとても大切です。
品物を手に取る前に、まず「Bonjour(ボンジュール)」と笑顔で挨拶する。
たったこれだけで、店主の表情がぐっと和らぐことが多く、その後のやり取りがスムーズになります。
逆に無言で品物を手に取ったりすると、雰囲気が悪くなることも。
挨拶はフランスの商取引における基本的なマナーです。
フランス語に自信がなくても、まったく問題ありません。
「C’est combien ?(セ・コンビアン?)=いくらですか?」のひと言と、スマートフォンの電卓アプリを使って数字を見せ合うだけで、十分にやり取りができます。
身振り手振りと笑顔を加えれば、言葉の壁はほとんど気になりません。
大切なのは、店主との時間を「交渉」ではなく「会話」として楽しむ姿勢です。
品物への興味や愛着を伝えると、店主も嬉しそうに品物の背景を話してくれることがあります。
そんなひとときも、蚤の市ならではの特別な体験のひとつです。
「まとめ買い」で端数をカット?無理のない範囲で安く譲ってもらうための伝え方
価格交渉のなかでも特に効果的なのが、「まとめ買い」を活用した交渉です。
同じ店主から複数の品物を購入する際に、「まとめて買うので少し安くしてもらえますか?」とお願いすることで、端数をカットしてもらえることがあります。
1点ずつ値切るよりも、複数点をまとめて交渉する方が店主も応じやすく、お互いに気持ちよく取引できます。
フランス語でのフレーズとしては、「Vous pouvez faire un geste ?(ヴ・プヴェ・フェール・アン・ジェスト?)=少しまけてもらえますか?」や、複数点を手に持ちながら「Pour les deux ?(プール・レ・ドゥ?)=この2つまとめたら?」と聞くだけでも十分通じます。
スマートフォンの電卓で希望金額を示しながら交渉するのも、言葉の壁を感じさせないスマートな方法です。
ただし、無理な値引き交渉は禁物です。提示した価格に店主が首を縦に振らなければ、笑顔で「D’accord(ダコール)=わかりました」と引き下がるのがマナー。
強引に粘ったり、極端に低い金額を提示したりすることは、フランスの蚤の市文化では歓迎されません。
楽しい雰囲気を保ちながら、無理のない範囲で交渉を楽しみましょう。
大切な戦利品を安全に日本へ届けるためのパッキング術と2つの賢い持ち帰り方
この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。
- 【失敗談】電車移動中に割れてしまった…大切な戦利品を壊さないための教訓と梱包の重要性
- 戦利品を日本へ持ち帰る手順
せっかく手に入れた戦利品も、無事に日本へ持ち帰れなければ意味がありません。
陶器や食器は衝撃に弱く、移動中のちょっとした振動や圧力でも割れてしまうことがあります。
この章では、実際の失敗談をもとにした梱包の重要性と、戦利品を安全に日本へ持ち帰るための具体的な方法をお伝えします。
【失敗談】電車移動中に割れてしまった…大切な戦利品を壊さないための教訓と梱包の重要性

割れてしまった大皿たち
せっかくの戦利品を守るうえで、移動中の梱包と荷物管理は想像以上に重要です。
実際に苦い経験をしました。
買いすぎて重くなったショッピングカートを駅の階段で持ち上げた際、持ち手が破損し、カートごと階段に落下。大皿が5枚ほど一度に割れてしまったのです。
あの瞬間の絶望感は、今でも忘れられません。
この経験から得た教訓をまとめると、以下のとおりです。
- 持ち上げられる重さにとどめる:駅の階段移動は避けられないため、カートに詰め込みすぎないことが大前提
- 梱包を厳重に:プチプチで1点ずつ丁寧に包み、品物同士が直接触れ合わないよう緩衝材を挟む
- 外側の硬いスーツケースを検討する:布製のカートより、衝撃に強いハードタイプのスーツケースの方が破損リスクを大幅に減らせる
また、どうしても電車でパリへ戻る場合で、たくさん買いたいなら、アミアンの郵便局から日本へ直接郵送するか、思い切ってレンタカーで行くことをおすすめします。
車であれば荷物の量を気にせず買い物に集中でき、移動中の衝撃も最小限に抑えられます。
大量購入を狙うなら、移動手段の選択から戦略を立てておくのが賢明です。
戦利品を日本へ持ち帰る手順
大量の戦利品を日本へ持ち帰る方法として、以下の2つの方法があります。
フランスの郵便局からColissimo(コリシモ)で日本へ送る方法
2026年の公式料金では日本宛の場合、5kgで約79€、10kgで約149€、15kgで211€、20kgで257€と重い荷物を送る場合はやや割高です。
なお、1箱当たりの上限は20kgとなっています。
飛行機の預入荷物として預ける
ANAの場合、フランス(欧州)発の超過手荷物料金は、2026年現在、フランス発日本着の追加手荷物(1個/23kgまで)は、200€前後が相場です。
(料金は航空会社・運賃クラスによって異なるため、ご利用の航空会社の公式サイトで最新情報をご確認ください。)
したがって、10キロまでであれば郵送、それ以上の重量であれば預入荷物にするのがお得になります。
手順としては、まず購入した品物をプチプチで丁寧に1点ずつ包み、ハードタイプのスーツケースや頑丈な段ボールに詰めます。
スーツケース内の隙間には衣類や布類を詰めて、品物が動かないよう固定しましょう。
通常の預け入れ上限は23kgですが、追加料金を支払えば32kgまで対応してもらえます。
また、荷物が増えた場合も追加料金を支払うことで預け入れ荷物の個数を増やすことが可能。事前にオンラインで申請しておくと、当日の手続きがスムーズです。
割れ物を預け入れる際は、スーツケースの外側に「FRAGILE(フラジャイル)」のシールを貼っておくことをおすすめします。
空港カウンターでも「割れ物が入っています」と一言伝えておくと、取り扱いに注意してもらえることがあります。
特に大切な一点だけは手荷物として機内に持ち込み、手元で管理するのも賢い選択です。
なお、郵送する場合は、郵便局の窓口でラベルを書くのではなく、La Posteの公式サイトで事前に住所を入力・支払いをしてラベルを印刷(Colissimo en ligne)すると、上記の表より数ユーロ安くなります。
10kgなら数ユーロの差ですが、複数個送る場合は馬鹿になりません
まとめ:2026年のアミアンで、あなただけの特別な一枚・一皿に出会うために
2026年のアミアンの大蚤の市に向けて、この記事でお伝えしてきたポイントを振り返ります。
- 開催日程と時間帯を押さえる:2026年の開催は春が4月19日(日)、秋が10月5日(日)の年2回。朝5時のスタートに合わせて動き出すことが、良い品との出会いへの第一歩です。前日土曜日から出店しているお店もあるため、前泊してその夜から会場周辺を歩いてみるのもおすすめです。
- 移動と宿泊は早めに手配する:パリ北駅からTERで約1時間30分。鉄道チケットもホテルも、開催日が近づくにつれ埋まっていきます。日程が決まったら、真っ先に手配を済ませておきましょう。
- コンディションチェックは念入りに:暗い早朝は見落としが起きやすいもの。懐中電灯を片手に、ヒビ・欠け・シミをしっかり確認してから購入を決めましょう。バックスタンプの有無も、目的に応じて確認しておきたいポイントです。
- 荷物対策は万全に:車輪付きショッピングカートは必需品ですが、詰め込みすぎと階段移動には要注意。プチプチでの丁寧な梱包と、ハードタイプのスーツケースの活用が、大切な戦利品を守ることにつながります。
- 日本への持ち帰りは重量次第で方法を選択:郵便局からの国際発送と航空会社の超過手荷物として預け入れる方法があります。事前にオンラインで追加荷物を申請しておくと、当日の空港手続きもスムーズです。
アミアンの大蚤の市は、準備次第で出会えるものがまったく変わります。
早起きして、懐中電灯を手に暗闇の会場を歩く高揚感は今でも忘れられません。
パリでは出会えなかった「あなただけの一枚」が待っているはずです。
ぜひ2026年のアミアンで、忘れられない宝探し体験を楽しんできてください。

